「仕事人間」は、もう必要のない世の中なんだろうか。
何か、世の中すごく動きが変わってるなーって思うのが
「仕事という物の生活に占めるウェイトが減ってきている」って事だ。
まぁ難しい言葉でいうのもなんだけど、簡単に言うと、家庭、恋人、友人>>>>>>>仕事みたいな考え方になりなさい。みたいな動きがある。
で、その優先順位のつけ方が、違ってくることが、まぁ夫婦や男女間の「価値観の違い」みたいな物に現れてくる。
男子も積極的に育休を取る!みたいな世の中の流れだ。
ただ自分は古い人間なのかもしれないけど、まだまだ男子に育休には違和感を感じてはいるし(男子で育休を取ることが否定しませんが)、それに仕事を生き甲斐にしている男子諸君に対して、家庭や恋人>>>>>仕事という価値観自体がまだまだ浸透してないような気はしている。
だが、世の女性のほとんどが、家庭や恋人>>>>>>仕事って思ってるけど、実際男子のほとんどがそうじゃないって言う悲しい事実がある。まぁ夫婦間の衝突の半分くらいはこの認識じゃないんだろうかな?と思う。
昨日、知り合いが、離婚してから仕事に支障が無くなりすぎて順調過ぎると、喜んでいたのを聞いて、そう思った。
賛否あるかと思うが、女子は男子ほど、「仕事=人生」みたいに思っていない。女子が一番価値観を置いているのが誰と幸せに生きるかが、一番大事にしているようなイメージである。
ただ、男の多くが意外にも「仕事こそが俺のアイデンティティ」って思っている奴がほとんどである。
そして、 本音の本音を言うと、多くの男性が仕事に専念して、育児や家事は女性にほっぽり出したいって今の令和の時代でも思っているのが大多数じゃないかなと思っている。
で、そうした価値観の違いが、まぁ多くの離婚の原因になっている。
ただ、まだこの日本社会が「家庭、恋人>>>>>>仕事」と言う価値観を許していない。いや、その価値観で生きる男に多くのお金を支払う気がないといった方が正解か。
昔より世の中便利になって、大した仕事もしなくても全然生活できるほどの余裕ができていなくちゃいけないはずなのに、まだ世の中そうはなっていなくて、正直な事を言えば男子が育休を取れるほど、世の中余裕はないって感じは凄くする。
ただ、なんとなく思うのだけど、稼ぎが少なくなってまで、「家庭的なダンナ、彼氏」を望んでいる人ってそこまで多いんだろうか。って思う。
家の事はやっておくから、お前は金稼いで働いてこい!!!って言っている奥さんって若い人でもけっこういる気はする。
海外では、男子が育休を取るのは当たり前かもしれないが、恐らくそれ以上に、日本の女性以上に海外の女性は責任感を持って仕事をしているような気はする。
ま、男の稼ぎが減っても私がカバーするから大丈夫みたいな考えみたいな。
仕事こそ我が人生みたいに思っている女性は、日本のそれより多い気はするが、それは気のせいなのかな?
しかも、残念な事にピンクなお仕事か資格が必要な仕事以外で、女性に給料をたくさん払うようにこの日本の社会のシステムが出来ていない。
まだまだ社会や会社は「日本の女は安く使える」という気持ちはかなりあるとは思う。そしてそれが嫌なら独立して一人で仕事をすれば良いのだが、そこまで腹を括れる人って多分、かなり稀。
腹を括って、仕事を続ける覚悟がない女性が多い中で、男子に育休を取らせるとか、何かしら無理が多い気がする。
しかもこの令和の時代になっても、会社の多くは男子を主戦力で考えていて、女性はサブ的なものでしか考えてないって言うのに。
「仕事こそ我が人生」って男性を社会も会社も求めているのに、そうじゃない男性を女性が求め始めている。
そして「仕事こそ我が人生」って生き方を日本女性の多くが拒絶しているって言うのに、それを抜きに考えて、男子に「家庭、恋人>>>>>>>仕事」って求めるのは無理があるとは思う。
で、仕事以外何も出来ないダメダメ男子は求められてないって風潮には違和感は感じる。
そういう人材を会社が求めていて、そういった人間が求めるサービスを消費者も求めているのに、自分の家庭内だけはそうじゃない人を求めるというか。
仕事も家庭もすべて完璧にこなせる男って現実なかなか居ないとは思うんだけど、この社会ではそれを求めているみたいな。
何かこの手の「いもしない、世の中にあってない」人が求められている人材って考えると、正直今後の日本は明るくはない気もしてくる。みんな無いものを求めすぎなんだよなぁ。