うちのオヤジの武勇伝その⑧
うちのオヤジにやられた損害記録
●俺の歯ブラシ・・・数えきれないほど
うちのオヤジはどの歯ブラシが誰のかという区別がつきません。有った奴を考えずに使ってしまいます。
しかも、オヤジは鬼の敵のように全力で歯を磨くので一度で歯ブラシの毛先がボロボロになります。
ちなみにお袋初め、俺の歯ブラシも多数犠牲になりました。
で、何故かオヤジはピンクの歯ブラシは使わないので、家族みんなピンクの歯ブラシを使ってます(笑)
●俺のGパン
うちのオヤジは休みの日は、その辺にあったズボンとか服を考えずに着てしまう習性が有ります。全く油断も隙も有りません。
で、うちのオヤジは中年太り、僕はかなりの痩せ形なんですが、それでもオヤジはサイズを無視してボタンが吹き飛ぼうが、チャックが壊れようが僕のズボンを履いてしまいます。
それで、僕のGパンは過去に二度御昇天されました・・・・
●うちの犬
最近、うちのオヤジは犬の散歩をするようになりました。
しかし、うちのオヤジは新聞を読みながら散歩します。
で、うちの犬がションベンしようとも、ウンコしようとも、おかまいなしに新聞読みながら歩きます。しかもかなりの早歩きで。
で、うちの犬は困った顔でションベンしながら引きずられる事になります。
で、あんまり気の毒に思われたのか、近所のオバちゃんに「私が代わりに散歩してあげようか?」と言われてしまいました。
●アニキの恩師に挨拶
うちのアニキは群馬の大学を卒業している
で、そのアニキの恩師にオヤジとお袋が挨拶に行った事がある。
で、その時オヤジは何を血迷ったのか、いきなり唐突に「いやぁ・・群馬は田舎だから道が狭くて大変ですねぇ」と言ってしまったのだ。
ちなみにオヤジは嫌みを言っているつもりはまるっきりない。ただ挨拶がてら思った事を言ってしまうだけなのだ。
そのアニキの恩師も「ははは・・」と苦笑する以外無かった・
その後オヤジはアニキに小一時間ほど説教を受けたと言う・・・
●カキフライ
うちのオヤジが サラリーマン時代、顧客だったバァさんが去年、病院に入院して、そのまま危篤になった。
で、意識不明で、もう死ぬのを待つばかりのバァさんに、オヤジは何を血迷ったのか生前、そのバァさんが大好きだったカキフライをお土産に持って行った。
もちろん、医者には「何を考えてるんですか!!!」と怒られたのは言うまでも無い。
そのバァさんは、オヤジの差し入れのあった次の日に88歳で天に召されました