一柳です。

私の父親が、興味深い事を言っていました。

　

　

「５０年前は、２０２０年くらいになったら人類は宇宙旅行ぐらいしていると思っていた。なのにまだ畳の上で寝起きしているとは思ってもみなかった」　

　

　

　

正直、戦争後の高度経済成長で体験した変化と、バブル後の３０年での変化は全く違う物だったと思う。

　

　

　

いや、正直、自分が子供の頃と世の中、何が変わったのかとさえ思う。２０２１年現在、もちろん民間人は宇宙旅行さえしてないし、パソコンと携帯以外あんま変わってない気もする。

　

ちなみに鉄腕アトムの世界は２００３年と言う設定だ。６０年前は手塚治虫先生も２００３年くらいだったらここまで進歩していると思っていたのかもしれない。

　

しかし、手塚先生が思ってるよりもはるかに世の中変わっていなかった。

　

　

　

いや、なんか僕が生まれたバブルくらいから、変わらなかった。ていうか、自分が生まれたころから、ずっと「日本はどんどん悪くなる」と聞かされて育った。

何か、周りも「なるたけ悪い流れにならないように」と思って生きてきて、それでほとんど進歩もしないでバブル後の３０年は過ぎた。

　

これが平成元年の景色です。一体現在と何が違うんだろう・・・ほとんど変わってない。画像が格段にキレイなっただけか。今と違うのは。

ちなみに１９８８年から３０年前の景色がこれ

　

　

白黒とカラーの違いがあるとすれ、昭和３３年から平成元年に向けての方が遙かに進化している気がする。

自分が子供の頃と違うのはほぼほぼ通信機器が進化したくらい。

中国では平成元年ごろからの３０年で格段に変わったんだろう。そしてキャッシュレスの波はもう完全に過ぎていて、もう先進国の中で日本が置いてけぼりな感じ。

正直、これは寂しい。

　

　

　

　

ぶっちゃけ、もう日本の若い人は「これから日本は良くなっていくと思いますか？」と聞かれてもほとんど肯定的な意見は出ないんじゃないかなとさえ思う。

　

　

　

誰も日本の未来にワクワクもしてないし、これから何か途方もない途轍もない夢を持っているバカな奴も居ない（ここでのバカはいい意味で言ってます。日本にはこの手のバカは居なくなりました。只今まで世の中はバカが作り出しています）

ちなみに、母に聞いて驚いたことが有る

昭和時代には「お見合いで相手の年収何て誰も気にしてなかった」そうだ。

男ならまともに働いているならだれでも年収が上がり、将来にそんなに不安は抱いていなかった。もしくは途方もない大金持ちになろうと、そこまでみんな思ってなかったらしい。そして年収を聞くのは大変「嫌らしい」事だったそうだ。

　

　

今婚活では年収がでかでかとのり、それが基準となってさえいる。全く世の中変わったと言うか、底辺で低年収で働いている「スカな男」とくっつかないように世の中が考え始めたというか。

　

　

　

なんかもう発想がすべて後ろ向き。

少子化も何もかも、本当の根っこはここの所に有るんじゃないかと思う。

とにかくこの日本と言う国の将来に誰もワクワクしていない。みんながみんな、「なるべくジョーカーやスカだけは引かない人生」を歩もうとしている。

　

　

ただ、商売とかしてて思うけど、現状維持で行こうと思っても、結局現状維持すらままならず衰退するだけなんである。人間なんてのは。

ちなみに私は特別右翼的な思想も保守的な思想もありませんし、このブログで政治的な発言はしないように思ってはいます。

　

　

　

ただ何度でも言おう

この日本社会は生きてても面白くない。面白くない。とにかく

守りに入っているだけの社会や人生・・・・何の意味が有るのかなとさえ思う。