そこまでマナーや礼儀などは必要なものかと思う時は有る。
一柳です。
今日は、人によっては石を投げられるかもしれない?内容の日記を書きます。
まぁ私も10年以上不動産に関わった仕事をさせて頂いていますが、正直「マナー」とか「礼儀作法」とか、そう言うのはあんまり考えないようにしています。
えぇ。客商売失格かもしれませんね。
ただ、どの商売でもそうなんですが、ぶっちゃけ、マナーや礼儀作法って、そこまでお客様に求められているかと思えばそうでもない気はしています。
まぁ言ってしまえば、お客様が僕に求めるものって、礼儀作法やマナーじゃなくて、どれだけ知識が有って、不動産の有益な情報を求められるかどうかって事で。
前の会社で、よくない事ですが、マナーとか、礼儀作法とか少し言われたことがあって、それでつい僕はこう反論してしまいました。
「そんなにマナーや礼儀が大事なら、マナー講師を雇って、営業で使ったら良いじゃん。その方が稼げるんでしょ?」
売り言葉に買い言葉で非常に子供っぽいやり取りだと思いますが、正直礼儀作法の洗練度と、営業成績って全然比例関係に有りません。
そして、世の中の成功している不動産屋の社長さんたちが、そういうのに精通している人たちばかりかと言えば、どちらかと言うとマナーや礼儀はなってない人が多いですが、しかし成功している人で(2代目とかは除く)、不動産知識や情報力が乏しい人はまず居ません。
わっかい営業マンの子が自分の会社に営業に来ることも電話でかかってくる事も多いですが、とにかく「礼儀正しく行かないといけない」って思っている反面、言い方がたどたどしくなり、何を言いたいか分からないって事になっている人も多いなぁ・・・って思います。
まるで、世の中「地雷踏んじゃいけないゲーム」やってるみたいな。
以前、女性の営業さんが来られたことが有って、今コロナでテレワークで、この日は僕に会うためだけにスーツと化粧をしてきたそうで。
そして、僕は彼女にこう言いました。
「僕なんてマナーなんて気にしない方だから、起きた状態でノーメイクで来ても良かったのに(笑)」ってね。
正直、僕は見た目なんかはあんまり自信のある方じゃありません。これ言っちゃうと終わるかもしれないですが、マナーや礼儀を考えて生きると恐らく自分自身、相当キャパシティーを食われるような気はしています。
人間、気を使えるキャパシティーって限られています。たかが知れています。なのに「マナーや礼儀」に気を付ける部分にエネルギーを使い過ぎている反面、他の事にエネルギーを使えなくなっている人を多く見ている気はします。
ぶっちゃけ、商売やって思うのですが、世の中に「マナーや礼儀がなってなくて潰れた会社」なんて、まずないんじゃないかな。
そして「この会社の商品は凄く良いんだけど、マナーや礼儀がなってないから買わない」ってならないし、不動産でも「営業マンのマナーや礼儀」がなってないから、この物件を買いませんでした。みたいな事は少ないように感じます。(ただあまりに横柄な態度とかはNGですけど)
今の時代、うれしい事に「マナー」や「礼儀」を、営業マンや会社が気にしていてくれる事で、「飛び込み営業」って奴をやらない人間が増えています。
飛び込みして嫌われるとか、避けられるとか、マナーとか色々な事を気にするとはっきり言って出来ません。だから、僕も一人で仕事して生きていけている訳です。(マナーや礼儀が自分が他社様よりできている気はしません)
マナーや礼儀って結局、見てると、どうも人間の足かせになっている気はしてます。
いや、もっと言うと、マナーや礼儀って、自分以外の人間にやって欲しい事であって、もっと言えば人間、一番の理想は「自分は横柄で威張ってる状態で、他の他人はマナーとか礼儀って奴で縛られて他人にビクビクしながら生きている」状態を望んでいるんじゃないかと。
マナーや礼儀って、ようは最初に作った人間が、自分にとって都合の良い人間を作るように作った物に思えて仕方ないです。
そう言えばこの話にリンクしているか分からないですが、ちびまる子ちゃんでこんなやり取りがありました。
まるちゃんが、誰かに「苦労は買ってでもしろ」と言われたら、彼女はこう答えました
「わたしゃ苦労を売りたいよ!!!!」
そうですね。苦労を買ってでもしろと言う人は、苦労を売っている人ですね。
この言葉私、凄く嫌いです。
だって、苦労して労働した対価があるなら、これははっきり言ってお金を払わなければいけません。
どういう訳かこの日本では「経験を詰めたから無報酬でいいじゃないか」って意見もあります。これって経営者や使ってる側からすれば、こんな虫の良い話は有りません。
苦労は買ってでもしろってのは、苦労を売る人が作った言葉です。クソです。
同じようにマナーや礼儀も、人を使っている側の人間が、相手が、こちらの顔を伺ってビビるように作った物にみえて仕方ありません。
それか、「マナー違反」って言葉で、他人にとってマウントを取る行為の用にも見受けられます。
確かに相手が不快感を覚えるような言葉や乱暴な言葉は慎むべきだと思います。ただ過度に「これってやったらまずいんじゃないか」とかまるでどこに地雷が有るか分からず、ビクビクしながら生活するのも、どうかと思う事も有ります。
お客様の所に行って、足を崩して良いと言われるまで正座して、座ってくださいって言ってるのに、立ったままで結構です。と言い続けたり、何かもう礼儀を気にしているだけで、無用なやりとりの多い事。
お客様に商品を提供している人間側から思うのですが、正直「お客様に良い物を提供して」「安全な取引をしてもらいたい」と思えば、正直重箱の隅をつっついたマナー何か覚えなくても成績は付いてきます。間違いなく。
マナーや礼儀を気にするより、「この人はどうしたら喜ぶか」「この人は自分に何を求めているか」って考えて行動したら大体成功にたどりつけます。商売は。
マナーの為のマナー。地雷を踏まないように怯えながら生活。
こんな意識のせいで、「お客様に最高の商品を提供する」と言う意識が欠けたら何の意味も有りません。
何て、前から世のなかに発信したい事が言えてすっきりしました。