ドラゴンボールの何が面白かったか、真剣に考えてみるわ。前編
一柳です。
私はリアルタイムで、連載時のドラゴンボールを見ていました。
正直、私のようなレトロ?な人間には、ドラゴンボールはフリーザ編までだったと思っています。セル編もしくは魔人ブウ編、その後のドラゴンボールGTなんかは全て蛇足だと思っています。
すみません。当時は絶大な人気漫画だったドラゴンボールですが、正直、連載当時の興奮とかそう言うのを知らない世代は本当に可哀そうだと断言できます!!!
ちなみに、ドラゴンボールは最初からそこまで人気がある訳じゃなかったです。
山奥に住んでいた孫悟空って言う変な少年と機械好きなブルマが、ドラゴンボールを探す、最初からゆるーい感じの漫画でした。
まぁ世界観で言えば、前作のドクタースランプと変わっていなくて、バトルシーンもまぁ血なまぐささなどなくほのぼのとしていて、しまじろーの世界とそんな変わんない雰囲気でした。
ただ、それでは人気が出なかったためか?急にバトルにシフトチェンジ。天下一武道会を始めるわけです。
で、天下一武道会も最初はほのぼのした雰囲気でした。バトルはこんな感じ↓
そんな感じで進んでいきましたが、途中、「死」と言う物がドラゴンボールに登場するようになります。
味方側キャラで初めて亡くなったウパのお父さん↓
桃白白と言う殺し屋に殺されてしまいました。なんかこの辺りから「血なまぐささ」が少しずつ匂ってきました。
悲しみにくれるこの人の息子のウパを喜ばせるために、パパを生き返らせるために、桃白白って悪い奴をご空を倒し、ドラゴンボールで生き返らせることに成功します。
これから、ドラゴンボールは徐々に願いを「悪い奴に殺された味方の人間を生き返らせる道具」になっていきます。(生き返らせる以外でほとんど願いって使われなくなったよな)
で、ものすごい方向転換のきっかけになったのがこのピッコロ大魔王
いきなり、しまじろーみたいな、ほのぼのした世界に、ガチで仲間を殺しまくる狂気の大魔王が殴り込みに来た感じでした。
何か、そのギャップが凄すぎて、当時の読者は、「え?」「え?」って感じでした。
そして主要メンバーのクリリンがいきなり殺されます。(これもびっくりした)
例えるなら、しまじろーの仲間のとりっぴーが、いきなり現れた恐怖の大魔王に殺されたような感じでした。
そして、悟空は大魔王を倒しに行くわけですが、何人もの仲間も魔王に殺されていくわけです。
こんなバカなことしてた亀仙人のじぃちゃんも
こんなシリアスな表情で、技をかける(技の代償に亀仙人は死にます)
「死ぬはずがない」って思ってた主力メンバーたちがあっさり殺されていくわけです。
なんか、もうこの頃になると既に物語が良い意味で読めなくなりました。(もう誰が死ぬかも分からない)
で、悟空は無事ピッコロ大魔王を倒し、殺されたみんなをドラゴンボールで生き返らせることに成功します。
で、次の衝撃がこれ、何と悟空は宇宙人だった!!!!!
もうこの展開。訳が分かんなかった事は覚えています。
もう、こんな展開誰も予想してなかった。
今はやりの鬼滅の刃に例えるなら、たんじろう君が、いきなり宇宙人だったって告白されたぐらいの衝撃でした。
で、その仲間のサイヤ人たちがさらにピッコロ大魔王より悪い奴で、星の住人達を虐殺して星を異星人に高く売るって商売をしてました。
で、最初に襲ってきた悟空の兄貴のラディッツはやつつけるわけですが、その時に悟空は死んじゃいます。そしてあの世で修業を積むわけですが・・・
で、次に地球に襲ってきたのは、この二人(ナッパとベジータ)
あの世の修行から戻ってくる前に来てしまい、このナッパとベジータに仲間たちは次々と殺されていきます。
伝説のヤムチャの死亡シーン
餃子の自爆シーン
こうやって次々と仲間が殺されていくんです。この時のクリリンの「悟空!!!はやくきてくれーーー!!!」はもう本当に全国の読者の気持ちの代弁でした。
で、最後にドラゴンボールの作り手のピッコロさんも、結局息子の悟飯をかばって死んでしまい、ドラゴンボールももう使えなくなってしまいます。
仲間が次々死んでいく⇒もうドラゴンボールも使えない。二人がめちゃくちゃ強い。悟空は来ない
何かもう絶望感がこの時は半端なかった記憶がります。
そして、悟空がやっと登場。もうめちゃくちゃ怒ってます。そして
フルボッコにされるナッパさん。何かこの時の爽快感ったら無かったです。
しかし、悟空もベジータには苦戦をし、最後は勝ちますが、ただドラゴンボールはもうない・・・だけど仲間を生き返らせたい・・・
で、ドラゴンボールの産みの星であるナメック星に行くわけですが、もうここからが大変。
明日たまた書きます(笑)