仕事で、怒鳴り散らすことで「厳しさ」自慢とか「礼儀」とか強要してくる奴で絶対ロクな奴はいない。
一柳です。
あんま思い出したくない事だけど、23のころ、とあるスポーツ用品店で働いていました(大手)
そちらで、上司についた人が、29歳くらいの人だったけど、何かもう怒鳴り散らして、それで精神的プレッシャーをかけることが「社員教育」って思ってる人でした、当時の自分は、それで結構精神的にきましたし、客の前でも平気でやるもんだから、それがかっこ悪かったし、それに当時その怒鳴られたことで、精神的に成長は・・・・全くできませんでした!!!!!
この日本という国は大変面白い国で、どういう訳かこんな精神論が溢れています。
●精神的プレッシャーをかけて耐える時間が長いほど「仕事の出来る人間」になる
みたいなね。
今は無いかもしれないけど、正直「怒鳴り散らす」事が教育という事で許されていた。そして「怒鳴り散らす人間」に感謝しなければならないと言う風潮もまだある。
で、怒鳴り散らす人間が「有能」か「無能」か考える事はしてはいけないって感じだし、それに振り回されて結果が出なくても、「努力が足りない」って教育を受けている側が非難されることも多々あった。
※高校野球の監督と選手も基本、こういう関係よね
上司の「効率のとても悪い方法」で結果が出ないんだから、もうそこに圧倒的な時間と労力をかけて成果を出せってやり方が蔓延していたし、今もしているかもしれない。
これって竹やりと根性でアメリカ軍に勝てって言っていた旧日本軍の上部の人間のやり方ですよね。
ただ、怒鳴り散らすことは正直、その部下の人間のやり方がどへたで効率の出ないやり方としても、ただただ時間と労力でカバーしろという下の下の方法でしかない。
怒鳴り散らして委縮させてなんの意味があるのかな?と思う。
怒鳴り散らされて委縮した人間ほど、悪いけど無能な人間も居ない。自分から提案もできないし、注意散漫でミスもするし、何しろ元気がない。
怒鳴り散らして出来上がるのは、そういう「究極の無能な人間」である。そして「言われたらそれしか忠実に出来ない」人間だ。怒鳴り散らすしか能のない人間にとって委縮した無能な人間は、さぞ扱いやすいだろうなぁとは思うが、会社的にも顧客的にもそういう人間は悪いが求められていない。
で、その精神的に強いプレッシャーをかけられないと1人前になれないと言う誤った意識がはびこったのが、この日本のブラック企業の作り上げた大きい要因だと思う。
確かに局所局所で強い言葉も必要かもしれない。
だが、強い言葉と優しい言葉で強弱をつけないと、部下もそれが「とても大事な事」か「どうでも良い事」か理解できなくなる。常に怒鳴り散らすと、祖語とで大事な大事な「優先順位」も部下の方でつけられなくなる。
で、そういう怒鳴り散らす無能な人ほど、「礼儀作法」にうるさいから困る。
特に自分が個人的に嫌いなのが、上司の空になったビールを気にして、注文しろという奴だ。
で、礼儀とかそういうものを自分に求める人間で悪いが、有能な人間はいないと思っている。そうやって、上司にエネルギーを割くことにより、部下のパフォーマンスの効率を下げることを分かってないからだ。
もっと言えば、上司に「感謝」もする必要も「絶対視」もしくは「神格化」する必要もない
だってそもそも業務の一環であるので、そこに感謝とか、そういう気持ちは必要ないと思っている。
ぶっちゃけ、教育という事には、絶対的に上下関係が必要だ。そうじゃないと部下は言う事を聞かないから。
ただ怒鳴り散らして、マウントを取るってのは、一番安易な方法だ。みんな出来れば圧倒的な仕事スキルや知識で有無を言わさず上下関係を分からせれば楽なんだろうけど。それが出来ないから安易な「怒鳴り散らす」って行為にみんな逃げるんだろうな。
部下に舐められていると感じて、部下に怒りが向く奴はどうなのかな?とも思う。それって究極的にダサくない?
舐められた原因とか自分で考えたりしないのかな?とも思う。
最後に言いたいけど、怒鳴り散らされて神経すり減らしている人に言いたい。
意外と逆らっても、なんの問題も有りませんから(笑)
言い返した方がスッキリしますよ。最初は怖いと思うけど。
あと、怒鳴り散らす人が、自分の人生にとってマイナスでしかないと判断した場合は、その上の上司に言うか、それでもだめなら、仕事場変えた方が良いですよ。
貴方の人生を保証も応援もしない人間に、神経すり減らされて、大事だ大事なやる気とか気力を失くしたら本末転倒ですからね。
怒鳴り散らされている人に言いたいですが、その目の前の怒鳴り散らしている人はあなたにとって、「大事な人かどうか」を考えてみてください。大事じゃないと思ったら、そこから先はその人を遠ざけるか、自分の視界から消した方が良いですよ。だってあなたの人生で、その怒鳴り散らしている人の為にあなたは生きてるんじゃないんだから。