意外とみんな、知らない「雲」って実は「氷」だって事実。
割とこの話すると驚かれる。
大人相手でも「雲ってな~んだ?」って聞くと「水蒸気でしょ?」って言うんだよね。
やかんから出ているあれも「水蒸気」と思われてるみたいだけど実は違う。
雲って実は、氷の塊で、ちっちゃい子に「空に浮いている白い雲はかき氷みたいなもんだよ」みたいに言う。
それを聞くと大人すらも「え!!!」って言うんだよな。その氷が溶けて落ちてくるのが雨で、氷の摩擦で電気が発生するのが雷っていうと、「あ!それで雷は発生するんだね!」って驚かれる。
ちなみにけっこう、理科系に親しみのない人は「水蒸気=霧や湯気みたいな物」と思ってるみたいだけど、水蒸気は目では見えない。だって水蒸気も「空気」の成分の一つだから。酸素や窒素は目で見えないのと同じ理由。
いったん蒸発しかけた水蒸気が何故か冷やされていったん液体の「水」に戻る状態を「霧」って言う訳で、だから滅多に起きない。
もし水蒸気が目に見えたりでもしたら、雨が降るたびに霧になって見えてくるって事になる。ただ毎回そんなこと起きないよね?って話なんです。
だからやかんから出る湯気も、水蒸気が空気中で冷やされて水に戻るから、目で見える訳です。
そして、「風」がなぜ起きるのかって言うと、空気をペットボトルに入った細かいビーズの玉の塊みたいに想像できれば大体分かる。
ペットボトルの中の細かいビーズの密度が薄いエリアと濃いエリアがあった場合、ペットボトルを振れば、濃い方から薄い方にビーズは流れるよね?それが風って言う仕組みである。
ビーズの密度の薄いエリアを、「低気圧」。ビーズの濃いエリアを「高気圧」っていう訳です。だから高気圧から低気圧に向かって空気は流れるので風は起きる訳です。
そして地面にある水が水蒸気になった場合、その水蒸気と言う空気を「ビーズ」に例えたら、水蒸気もビーズの濃度の低い方に流れる訳で。だから低気圧に雲が出来やすく、高気圧では雲が出来にくくなり、高気圧の下では晴れ間が広がる訳です。
で、地球規模で考えればどうしてビーズの濃度の薄い濃いが出るかって言うと、地球の上にある空気のビーズですが、これは地球の自転によって強制的に回転させられ流されるわけです。ただ地球の表面も凸凹してたりする訳で、そこでビーズが凹凸にぶつかったりすると、ビーズは不規則に動いてくるわけで。その過程で地球の地上では空気のビーズの濃い薄いが出来てしまう訳です。
だからビーズの濃い薄いの関係で風が起きてしまう訳で。それで特に夏の気温の高い海の上では、水蒸気を大量に含んだビーズの薄いエリアが発生する訳で、それを「台風」だとか呼ぶわけです。
で、大量の水蒸気が大量の氷や水になって出来た台風が、何故渦を巻くかって言うと、地球の自転で右方向に力が働くのと、まだ解明されてないけど、地球の緯度が高いほど、上向きに力が発生する訳で(コリオリの力)右と上の力の発生により反時計回りに台風は渦は発生する訳です。
なので地球の緯度が0に近い赤道近くではコリオリの力が発生しにくいため、低気圧は渦を巻かず台風は発生しないって訳です。
。。。と理科チックな話をしてみました。
まぁそんなこんなで、こういう話を子供にしてあげるとけっこう喜びますよって話!!!でした。