演劇の脚本考えてみました。
すみません。つたなくて。こんなん考えてみました。
「タイトルシェハウス」
タイトル「シェアハウス」
登場人物
田中麗子・・・あだ名は「レンコ」か「レンコン」。太っていて見た目に相当にコンプレックスがある。それに対して攻撃的になったり卑屈になったりする。基本的に謝らない性格で、勝気。22歳の私大の経営学部四年生。東京の中堅証券会社に内定をもらっている。地元は長野県。高校卒業からシェアハウス「ラクダの馬車」で暮らしている。
竹村桐子・・・あだ名は「キリコ」「キリ姉」。身長が高くスラっとしているサバサバ系美人。面倒見が良いが、お節介が過ぎてしまうのが玉に傷。ラクダの馬車を経営管理している「スマートエステート」に勤務している28歳。独身で結婚にも興味がない。仕事が大好きで、何故か管理会社の社員なのにラクダの馬車で暮らしている。地元は千葉県。
高木ひなの・・・あだ名は「ひなぴょん」。どういう訳か大学4年から実家から離れてラクダの馬車で暮らす事になる。どちらかと言うと引っ込み思案。ただ過去に心の傷があり、そこが・・・地元は東京都立川市。私大の経済学部4年
道定国行・・・あだ名は「ドーテー」。女性経験が少ない事を自虐的に言う男。一人称は「童貞」。東京大学を落ちたことに未だにコンプレックスを持っており、有名私学のW大学に行っているが、まだそのコンプレックスから解き放たれていない。W大学理工学部4年。地元は愛知。自動車関連の会社に内定が出ていて卒業後は地元に戻る予定。彼もレンコ同様1年からラクダの馬車で暮らしている。
峯翔太・・・あだ名は「みねっち」。東京大学法学部4年生。イケメンでスポーツも出来るいわゆる「完璧超人」。ただキリコからすれば、勉強は出来るけど人の気持ちには鈍感な子。東大生だからみたいな言われ方をすると怒る。人を見下したりせず誰とでも接する上、エリートな事に鼻をかけたりしない男。一度コンパで「東大生」と言われ紹介されたら、女性たちが急に態度を変えたことに対して、世の女性に対し若干だが軽蔑の気持ちを持っている。実は奥手でまだ交際経験がない。地元は静岡県。1年からラクダの馬車で暮らしている。卒業後は業界最大手の東京の商社に内定が決まっている。
黒澤啓二・・・あだ名はない。黒澤さんと呼ばれているが、正直彼のことはあんまり知られていない。年齢は恐く30代後半。朝早く出て夜遅く帰ってきて、たまにスーツを着こなしていたりする謎の男。独特の世界感が有り、近寄りがたい雰囲気がある。いつもは髪はボサボサで無精ひげ。基本的には無口。6年前の建築された時からラクダの馬車で住んでいる。何故彼がこの年齢でわざわざシェアハウスで住んでいるのか誰も知らない。
ラクダの馬車・・・中野坂上の駅から徒歩5分県内にあるシェアハウス。そこに6人が住んでいる。不動産会社の「スマートエステート」が管理している。
ここは、東京都内にある不動産会社の「スマートエステート」 そこに女子大生の高木ひなのが、部屋探しに来ることから物語は始まります・・・・
ひなの「あの・・・すいません」
女性店員「はい。いらっしゃいませ。」
ひなの「あの・・・部屋探してるんですけど・・・」
女性店員「初めまして。スマートエステートの竹村と申します。」(名刺を出す)
ひなの「あ・・はじめまして。高木と言います。」
竹村「高木様。今後は私、竹村が高木様のお部屋探しのお世話をさせて頂きます。」
ひなの「あ・・こちらこそよろしくお願いします」
竹村「まずはじめに、高木様はどちらでお部屋をお探しでしょうか?」
ひなの「学校が丸ノ内線にあるので。出来たら丸ノ内線の駅から歩いていけるところが良いんですけど・・・」
竹村「ご予算とかございますか?」
ひなの「出来れば安いほうで・・・トータルで7万くらいまでかな?有りますか?」
竹村「えぇっと・・・ちょっと検索しますので少々お待ちください。所で高木様、お引越し理由をお聞かせ願えないでしょうか?」
ひなの「!!!!!・・・いえ・・・あの・・・・其の辺は・・すいません。」
竹村「誠に申し訳ございませんが、オーナー様にも理由は言わなくてはいけませんので、お答えにくい部分は有るかと思いますが、もし宜しければ話せる範囲でお聞かせ願えないでしょうか?」
ひなの「実は家庭内でゴタゴタしてて・・それで一人で暮らそうかなと。」
竹村「そうですか。分かりました。ありがとうございます。こちらにお客様カードをご記入頂けないでしょうか?」
ひなの「あ・・はい・・・」
竹村「高木様は4年生なんですね?えぇっと・・・何故またこの時期に?」
ひなの「すいません。あの・・・実は答えにくいことなんですが・・・」(ひなの、竹村に家庭内の事情を言う)
竹村「そうですか・・・申し訳ありません。お答えしづらい事を聞いてしまいまして。分かりました。そういう詳しいご事情はあまりオーナー様にも言わない方が良いですね。分かりました。引越し理由は私で何とか、ぼかしてオーナー様にご報告致します。」
ひなの「あ・・そうしてもらえると助かります!!!」
竹村「えぇっと・・・あ。これいいな。高木様・・シェアハウスは抵抗ございますか?」
ひなの「うーん・・・ずっと実家暮らしだったので正直な所、想像が出来ません。」
竹村「そうですか。私がご紹介したいのは中野坂上駅から徒歩5分にあるシェアハウスです。入居しているのは大学4年生の子が多いので、きっと高木様もすぐに馴染めると思いますよ。家賃もトータルで6万円台ですし。」
ひなの「へぇ・・・」
竹村「今から空室が1室ございますので見に行きますか?」
ひなの「え?今から良いんですか?」
竹村「はい。それでは行きましょう。」
ひなの「分かりました。」
そしてシェアハウス「ラクダの馬車」へ。
ひなの「わぁ・・思ったよりも素敵ですね。まだ新しい!」
竹村「こちらはまだ築6年で、中の内装もキレイにしてあります。住んでいる方も今5名居まして、大学4年生が3人と、それから社会人の方が2名ですね。」
ひなの「あ・・キッチン広い!!!」
竹村「高木様は、ご自分で料理とかされるんですか?」
ひなの「はい!!凄い。三口コンロだ!シンクも大きいし。」
竹村「お気に召しましたでしょうか?」
ひなの「良いです!ここ!ここにします!」
竹村「高木様に喜んでいただいて恐縮です。それでは事務所に戻り、お申し込み手続きを・・・」
そこから竹村の手続きの元、契約が進み、入居の日を迎えた。
ラクダの馬車入居の日
そこには、ぽっちゃりした女性が。
ひなの「あ・・こんにちは。今日からお世話になる高木ひなのです。」
女性「あぁ。キリ姉から聞いてるよ。ふーん・・あんたなんだ」
ひなの「あの・・お名前聞いても良いですか?」
女性「私は田中麗子。麗しい子とかいて麗子。こんなブスでも麗子って名前は残酷だよね。親ももうちょっと考えてから名前考えろよっての。みんなからは「レンコ」って呼ばれてるよ。」
ひなの「レンコさん。初めまして。あの・・・キリ姉って誰ですか?」
レンコ「あぁ。キリ姉じゃ分かんないか。スマートエステートの・・えぇっと苗字なんつったかなぁ・・キリ姉・・・」
ひなの「ひょっとして竹村さん?」
レンコ「あぁ。そうそう。一応ラクダの馬車の管理担当者はキリ姉だから、なんか部屋の設備に問題とか出たらキリ姉に言えば対応してくれるから。所であんたいくつ?」
ひなの「22歳です。4年生です。」
レンコ「なんだタメじゃん。なんだよ。最初っから言ってくれれば良いのに。私も22だから敬語使わなくても良いよ別に。じゃ・・あんたをこれから「ひなの」って呼んで良い?」
ひなの「あ・・・どうぞ。」
レンコ「ひなの。初めまして。所であんた料理とか出来る?」
ひなの「まぁ・・そんな手の込んだものとかは出来ないけど・・・」
レンコ「ふーん・・所であんた可愛いよね。」
ひなの「そんな事は無いと・・・」
レンコ「良いよね。本当に美人さんは。人生今まで楽勝だったっしょ?」
ひなの「本当にそんな事は・・・」
レンコ「はい!上から目線の謙遜出ました!!!逆に嫌味だよね。そこまで謙遜されるとさ。」
ひなの・・・心の声(何?この図々しい人???腹立つなぁ!)
そこで何故かスマートエステートの竹村が来る。
竹村「ただいま。」
ひなの「え?何で竹村さんがここに???」
レンコ「あぁ。キリ姉お帰り。」
竹村「レンコ、挨拶すんだ?」
レンコ「この、ひなのって子、ちょっと生意気なんですけど!!!何か可愛いくせに、私そうでもないとか上から目線で言うんだよね。」
竹村「あのねぇ・・・レンコ・・どうしてあんたって、可愛い子見るとそうやって攻撃的になるのかなぁ。ダメだよ。これはあんたが悪いよ。」
レンコ「はぁ?何?キリ姉は、4年も付き合いがある私より、この子を味方するんだ!!はぁどうせブスの私には味方はいませんよーだ。」
竹村「(深い溜息)・・別に私は、間違っていることは間違っているというし、誰の味方もしないよ。こんにちは。高木さん・・えぇっと・・ここからはもう仕事モード外して良いよね?実は私もここの住人なの。」
ひなの「え?!!!!!」
竹村「じゃ、改めて初めまして。竹村桐子です。みんなからはキリ姉とかキリコって呼ばれてる。なんか困ったことがあったら私に言ってもらって良いからね。こういうレンコみたいなメンドくさい女子に絡まれた時も助けてあげるから。」
レンコ「メンドくさい言うなーーーー!!!!」
ひなの「じゃぁ社会人が二人って・・一人は竹村さん?」
キリコ「そういう事。良いよ。キリコって呼んでもらっても」
ひなの「じゃ、キリコさん。これからも宜しくお願いします。」
キリコ「じゃ、私もひなのちゃんで良いかな?」
ひなの「はい!!!」
そこにメガネをかけた男が帰ってくる
男「ただ今・・あれ?その麗しいご婦人が新しい入居者の方かな?」
レンコ「うわ。私よりめんどくせー奴が来た。」
ひなの「こんにちは。高木ひなのと申します。」
男「いかんいかん。貴女みたいな美しい人は童貞には刺激が強すぎる!!!」
ひなの「え????」心の声(この人ちょっとキモいかも・・・)
キリコ「あのさ、国行君さぁ、いきなりそんな事言うと、引かれちゃうよ?ごめんね。ひなのちゃん。この子ちょっと変わってるの。」
男「キリコさん・・童貞が変わってるですと??それはキリコさん、あなた今の発言で全世界の童貞を敵に回しましたよ。」
レンコ「はぁ・・マジうぜぇ。こいつ。」
ひなの「えぇ・・とても何か独創的な方で・・・」
男「初めまして。童貞の集まる理工学部4年の道貞国行と申します。人は私を「ドーテー」と呼びます」
レンコ「ってかお前、全世界の理工学部の学生敵に回しただろ!!逆に!!!」
ドーテー「何?理工学部が童貞の巣窟であることをカミングアウトするのがそんなに問題か?」
レンコ「理工学部にもお前よりモテてキモくない男なんて幾らでもいるだろ。理工学部だからってモテない理由にすんなよ。」
キリコ「はいはい。国行君もレンコも下らない話やめ!!!・・・ひなのちゃん、みんなこんな子ばっかじゃないからね。」
レンコ「ちょっとキリ姉さぁ!!ドーテーと私を同類で扱うなっての!!!」
ひなの「えぇ・・・」心の声(でもここ楽しいかも)
キリコ「そろそろミネ君も帰ってくるかな?ひなのちゃん、ミネ君って子はいたって普通だから心配しないでね。」
レンコ「なんか私がブスで普通じゃないみたいじゃんかよー!!!そんな事言われると」
キリコ「はいはい。レンコもいつまでもそんなこと言わないの。自分をブスだとか言ってると、本当に身も心もブスになっちゃうよ?」
レンコ「へん!!!!」
そこにイケメン系の若い男が・・・
男「ただいま。あれ?その人が新しい人?」
キリコ「紹介するね。この子が高木ひなのさん。ミネ君やレンコとタメだよ。」
男「初めまして。峯翔太です。一応大学4年生っす。」
レンコ「ふーん・・・東大法学部って言わないのが逆に鼻にかけてる感じがして嫌味だよね。」
ひなの「え?めっちゃ頭良い!!!!」
ミネ「あのよーーー・・レンコさぁ。そういう余計な事言うなよ。」
ひなの「凄いですね!!!私東大の人と初めて知り合いになりました!!」
ミネ「だからこういう事になるから嫌だったのに。ごめん。俺が東大生とかそういうの忘れて良いから。」
レンコ「別にすぐ分かる事なのに。」
キリコ「はいはい。これもレンコが悪いよ。ミネ君がそういうの嫌がってるの知ってるでしょ?」
ミネ「別に俺特別頭が良いわけでもないし、なんつーか本当に普通に接して!!!」
ひなの「はい!分かりました!!!心の声(なんかこの人良い人そうだな・・・)」
キリコ「あと。もう一人黒澤さんって社会人の男性の人がいるんだけど・・でも朝早く出て夜遅くにしか帰らないから、会う機会は少ないと思う。」
レンコ「つか、あの人本当に何してんの?生態謎過ぎない?」
ドーテー「童貞には分からない事だな」
ミネ「確かに。黒澤さんって俺が入った頃から居るけど、本当にあんま喋ったことない」
レンコ「なんか独特の世界感持ってそうだし、なんか近づきにくいしね。」
ひなの「へぇ・・・その黒澤さんって方、お仕事なにやってるんですか?」
レンコ「何やってるんだろうね?いつも髪ボサボサで無精ひげだし清潔感あんまないし、正直私は全然タイプじゃない」
ドーテー「ほぉ・・・レンコもついに人様にタイプかどうかとか上から目線で言えるようになった訳だな。」
レンコ「うるせードーテー!!そのメガネ鼻に突っ込んでガタガタ言わせるぞ!!!」
ミネ「でも、たまにビシッとスーツ着こなして出て行くしなぁ。年齢も不詳だし謎だらけだよな。」
レンコ「多分30後半とかじゃない?キリ姉より歳は上だよね?」
キリコ「実は私がスマートエステートに入社する前から住んでるから私もよく知らないんだよね。」
ひなの「謎の多い方なんですね。」
キリコ「黒澤さん以外はみんなあいさつは済んだよね?じゃぁ、ひなのちゃんの入居祝いに今日は飲みにいこ!!!ひなのちゃんお酒飲める?」
ひなの「は・・・はい!!!!」
レンコ「この流れだと、キリ姉のおごりだよね?」
キリコ「はぁ?私の給料知ってあんたその発言?そもそも給料よかったら、ここに住んでないでしょ。普通は。」
ドーテー「童貞にもこの流れはキリ姉のおごりと見えた。」
キリコ「いやいやいやいや!!!一言も言ってないし!おごるとは!!!!」
ミネ「いいじゃん。別に割でさぁ。キリ姉は安月給なんだし、あんま無茶言うなよ。」
キリコ「あぁーん!!!やっぱミネ君大好き!!!!」
ミネ「でも、ひなのちゃんの分は、さすがにキリ姉おごってくれるよね?」
キリコ「そこも割じゃ・・ダメ???」
ドーテー・レンコ・ミネ「ダメーーーーーー!!!!!!!」
居酒屋にて
レンコ「所でさぁ・・ひなの、あんた何でこの中途半端な時期に引っ越してきたの?」
ひなの「いやぁ・・色々家庭内であって」
レンコ「なになに?教えてくれないの?私とあんたの仲じゃん」
ひなの「心の声(わたしのあんたの仲って・・今日知り合ったばっかじゃん)・・ごめん。あんま面白い話でもないし。レンコちゃんごめんね。」
キリコ「ちょっとさぁ!!!レンコ止めてあげなよ!ひなのちゃん困ってるじゃん」
レンコ「ふーん・・・キリ姉は知ってるんだ?やっぱ美人同士は話せるけど、ブスには話せないわけね。」
キリコ「別に私も知らないし、詳しく聞いてないから!・・ごめんね、ひなのちゃん気を悪くしないでね」
ひなの「いえ。全然・・すごい楽しいです。」
ミネ「所で、ひなのちゃんって彼氏いるの?」
レンコ「わー!!!東大生からストレートな質問来たーーーー!!!」
ミネ「だから東大生言うなっての!!!」
ひなの「今は居ないです」
ドーテー「童貞には過去に彼氏がいたと見たが?」
レンコ「童貞でなくても、前に彼氏がいた事くらい分かるわ」
ひなの「えぇ・・・でもそれ高校の時とかだし」
ミネ「へぇ。そんなに可愛いのにね。」
レンコ「何?ミネ君。ひなのに気があるの???」
ミネ「いやいや!!!別にそういう訳じゃないけど、ただ気になっただけ」
ひなの「ミネ君はいるんですか?彼女?」
ミネ「居ないよ。」
ひなの「え!!!!だって頭良くてそんなカッコ良いのに!!!」
ミネ「ごめん。東大とか頭良いとか忘れて。」
ひなの「あ・・ごめんなさい。」
キリコ「きゃははははは!!!ひなのちゃん、言っておくけど、意外とミネ君モテないんだよ。」
ミネ「うわぁ!キリ姉酔っ払ってきたなぁ・・・・」
キリコ「この子、意外とコミュ障だし、何ていうかね・・・あぁ、うん・・・イケメンの無駄使い?あと勉強出来ても、やっぱモテるかどうかはコミュ力次第だと、お姉さんは思うわけですよ。ひゃは!」
ミネ「キリ姉だってモテないだろ!!!!」
キリコ「う~ん・・・そうねぇ・・もう歳も歳だし・・チミみたいな若い子には、私みたいなオバさん、もう無理だしねぇ・・・」
ひなの「キリコさん、失礼ですけど、おいくつですか?」
キリコ「ひゃっは!!!じゅうはっさーーーーーい!!!!!」
レンコ「うわ。この女10歳もサバ読んだし。」
ドーテー「いわゆる一つのあと、二年で大台ですな。」
キリコ「どーせ私はあと2年で30ですよーだ!!!もう熟女の仲間入りですわのよん♫うふ。」
レンコ「うわーーーまじうぜぇ。この酔っ払い。」
ドーテー「所で、ひなのさん、今日は遅くまで大丈夫でありますでしょうか?」
ひなの「道定さん。何か言葉が変。」
ドーテー「童貞の言葉は時には美女には難解な時がございます。所で今日のアフターはトゥギャザーしましょうか?」
レンコ「おめー何言ってるか分かんねぇし。こいつも酔っ払ってきたな。」
ドーテー「ネクストのアフターが、いわゆる始まりのスタートでありまして、そこから一緒にトゥナイトを、是非ひなのさんとトゥギャザーしたいと思います。」
レンコ「ルー大柴と長嶋さんが混ざってるぞ。誘い方がマジきもいし。」
ひなの「うーん・・・これって断って良いのかな?」
レンコ「ひなの・・・こいつ思い切り殴っても良いよ。血が出るくらい。」
ドーテー「ひなのさん、トゥデイのアフターは★■✖・・・・グーグー・・・」
レンコ「ったく飲むといつもこなるんだよなぁ。」
キリコ「よーーーーし!!!今から皆でトゥデイのアフター行くぞーーー!!!!」
レンコ「はいはい。分かった分かった。トゥデイのアフターこれから行こうね。みんなで。すいませーん!!!お勘定!!!!」
キリコ「へっへっへ!!!釣りはいらねぇぜ!!!」(キリコ1000円札出す)
レンコ「アホか!!!この酔っぱらいが!!!全然足らねぇし!!!」
ミネ「うわ!!!キリ姉の財布の中2000円しかないぞ!!!」
店員「お会計18,820円になります。」
レンコ「かぁぁ!!!使えねぇ!!!この酔っ払い!!!!」
ひなの「あははははは。」
レンコ「ひなの何が楽しいの?」
ひなの「すっごい楽しいよ。みんな面白い!!!!」
レンコ「は?このクソ酔っぱらいどもが?」
キリコ「ひなのちゃん、膝貸してぇ・・・グーグー」
レンコ「うわ。この酔っぱらい最悪だ。寝やがった!!!!」
ひなの「はいはい。でもこんな楽しいの本当に初めて」
レンコ「酔っぱらいが二人も寝てんのに?」
ひなの「だってこんな風にみんな打ち解けてると思ってなかったから」
レンコ「あぁそう・・・でも段々慣れてくると、殺意すら湧いてくるよ。」
ミネ「俺が道定おぶっていくよ。キリ姉はレンコ頼むな。」
レンコ「あいよ。」
ひなの「何か、みんな仲良くて家族みたいだね。」
レンコ「そう???あーーーー・・・でも何かもう腐れ縁的なとこもあるよね?」
ミネ「そうかもな。ひなのちゃん、こいつらと、飲むと毎回こうなんだ。ごめんね。」
ひなの「いえいえ本当にすっごい楽しかった!!!。今日はミネ君、レンコちゃん、ありがとね。」
ミネ「あぁ。そりゃどーも(笑)」 レンコ「まぁ楽しいのは最初だけだけどね。」
そして、ひなのが「ラクダの馬車」に住んでから一週間が経ち・・・
レンコ「あぢーーー!!!!死ぬーーーー!!!」
ひなの「今日は最高気温36度だって。」
レンコ「言うと余計熱くなるから言わんといて!!!」
ひなの「レンコちゃん出来たよ。ソーメン。」
レンコ「あぁ・・・マジこう暑いと料理すら作る気が・・・」
ひなの「心の声(暑くなくても何もしないじゃん)」
レンコ「うーん!!!美味い!!!ひなの来て良かったわぁ!!!私の嫁にしたいわぁ!!!!」
ひなの「ははは。それってプロポーズ???」
レンコ「最初はひなのって、ちょっと可愛いからって調子こいてたから、あんま好きじゃなかったけど、今はほんと、ひなの抜きの生活とか考えられないわ。」
ひなの「心の声(何かレンコちゃん、すっごい失礼なこと言ってる気が・・・) 元々調子なんかこいてないし(笑)」
レンコ「それは良いとして、所で引っ越してきた理由ってまだ聞いてなかったよね?」
ひなの「うーん・・・そうだね。でもまぁ良いじゃない?レンコちゃん!!!」
レンコ「ひなの実家どこなのさ」
ひなの「東京・・・」
レンコ「は?都内なの?何で同じ都内に引っ越したの?」
ひなの「色々あってね。」
レンコ「分かった!!!東京って言っても小笠原諸島から来たとか?」
ひなの「さすがにそれは無いよ。実は立川とかそっちの方」
レンコ「え!!!近いじゃん!!!ますます意味分からないね。」
ひなの「確かに意味分かんないよね。」
レンコ「何?親と上手くいってないとか?」
ひなの「そういう感じかな」
レンコ「何でそうやって教えてくれないのさ。もう私たちダチだよね?てか親友レベルだよね?親友に教えられない事ってある?」
ひなの「うーん・・・別に面白い話でもないよ。」
レンコ「別にあんたに面白い話なんて期待してないし、それに面白くなくても腹立てないからさ。」
ひなの「ごめん。レンコちゃん。」
レンコ「何なに?可愛い上に面白さまで獲得しようっての?いやぁそれは調子こいてるっしょ!!!」
ひなの「・・・・・・」
レンコ「分かった分かった。もうこの話は止めるわ。」
ひなの「うん・・・ちょっと洗い物してくるね。」
その晩、ミネとレンコとドーテーで
レンコ「あのさぁ、ひなのって引っ越してきた理由言わないんだよね。」
ミネ「レンコさぁ、ひなのちゃんも言いたくないみたいだし、あんま詮索しないほうが良いんじゃないの?」
レンコ「だって気になるじゃん。何か家族の事とか訳わかんないこと言ってるし」
ドーテー「確かに童貞が思うに不自然な所はあるな。」
レンコ「でしょ?だってこんな4年の夏の時期に引っ越すなんて普通ありえないし。しかも実家立川だってさ。」
ドーテー「中央線で一本だな。」
ミネ「まぁそう言われると不自然だなぁ・・・」
レンコ「キリ姉って絶対なんか知ってるよね?」
ミネ「キリ姉も仮に、ひなのちゃんの経緯知ってても仕事でやってる訳だし、守秘義務もあるから、知っててもしゃべらないんじゃないの?」
レンコ「ふーん・・・確かにキリ姉からは聞けないか。でもなんか面白そうじゃない?」
ドーテー「探りでも入れるか?」
ミネ「いやいや。止めようよ。そういうのは。」
レンコ「なんかさー私の予想では、多分彼氏とかと同棲してて、それで別れて親の所にも戻れないからここに来たんじゃない?」
ミネ「そーゆーのはゲスの勘ぐりって言うんだぞ。」
ドーテー「しかし、それはそれで辻褄が合うな」
レンコ「でしょでしょ?やっぱあんだけ清楚っぽくて可愛いと男がほかっておかないと思うんだよね。ああいう子が一番男遊びが派手なんだって。」
ミネ「で、実際そうだったら、レンコどうするのさ?」
レンコ「別にどうしようとも無いけどさ。」
ミネ「だったら、探るのって意味なくない?だってそれが正解だろうと外れだろうと、そんなの、ひなのちゃんの自由じゃんか。」
レンコ「あーーーーミネ君。そう言う詰まらない事言うんだ?」
ドーテー「いわゆる一つの興味本位って奴ですな」
ミネ「だったら止めようよ。少なくとも俺は興味ないし」
レンコ「本当にミネ君、ひなのが、実際はどんな子か興味ない?」
ミネ「興味ないとか有るとか、それ以前に探ってまで知りたいとも思わないっていうか。」
レンコ「ふーん・・・あ、そうなんだ。へー・・・・」
ミネ「レンコお前、信じてないな。」
レンコ「うん。信じてないよ。だって男なんては一皮剥けば狼だし、男は絶対ああいう子が好きに決まってるからさ。」
ミネ「決め付けるなよ。」
レンコ「いーや!間違いないね!ミネ君こそ偽善者ぶるの止めたら?」
ミネ「あのなーーーレンコ・・・もういいわ。寝るわ。明日朝早いし。」
レンコ「図星だった?」
ミネ「違うわ!!!!」
そしてその日の深夜、謎の男、黒澤が帰ってくる。それを目撃するレンコとひなの
ひなの「あ・・・初めまして!!!高木ひなのと言います。」
黒澤「あぁどーも。」
レンコ「黒澤さん、この子なんですけど、私らとタメの大学生なんです。」
黒澤「ふーん。」
ひなの「黒澤さん、いつもこんなに遅いんですか?」
黒澤「まぁね。」
レンコ「じゃ、黒澤さんお休みなさい」
黒澤「あぁ・・」
黒澤自分の部屋に行く。
レンコ「はぁーーーー!!!!やっぱあの人、苦手だわ。私、多分唯一敬語でしゃべってるし。」
ひなの「聞いたとおり、気難しそうな人だね。レンコちゃん。でも思ったよりカッコ良い人だったけど」
レンコ「なに?ひなのってオヤジ好きなの?」
ひなの「黒澤さんってオヤジって言うほどの歳じゃなくない?」
レンコ「いやいや。30過ぎたらもうオヤジっしょ。」
ひなの「そうかなぁ。」
レンコ「まさか、ひなの一目ぼれってやつ?」
ひなの「幾らなんでもそれはないよ(笑)それよりも黒澤さん、さっきカップラーメン食べてたけど・・」
レンコ「うん。ここでは夜中にカップラーメン食べて寝てるだけっって感じだよ。あの人。知らないうちに朝早い時間に出て行っちゃうし。」
ひなの「栄養偏らないかなぁ。」
レンコ「うわ!!!あのオヤジの健康心配してんの?」
ひなの「だってカップラーメンばっかじゃ絶対体に悪いよ。」
レンコ「何その良い女アピール!!!引くわ~」
ひなの「別にそんなんじゃないって。」
・・・・時は流れて3ヶ月後の秋
レンコ「ひなの~腹減った~」
ひなの「はいはい。ちょっと待ってね。」
レンコ「ん~美味い!!あんた、この料理の腕だけで食っていけるんじゃない?」
ひなの「レンコちゃんだって、やればこれくらいすぐ出来るよ。」
レンコ「私は良いの。だって、卒業したらひなのと結婚して、全部ご飯作ってもらうから(笑)」
ミネ「ただいま。」
ひなの「ミネ君。お帰り。ご飯食べる?」
ミネ「めっちゃ美味そうじゃん。今日も良いの?」
ひなの「うん。良いよ。ちょっと多めに作っておいたから。」
レンコ「何、この新婚さんいらっしゃいみたいな雰囲気は?」
ひなの「それって私とレンコちゃんで番組出るの?(笑)」
レンコ「ちょっとミネ君、桂三枝のモノマネしてよ。」
ミネ「新婚さんいらっしゃーい!!!!・・って何やらすんだよ!!!!」
レンコ「はい。ノリツッコミありがとうございました。」
・・・そこに黒澤が珍しく早く帰ってくる
ひなの「あ・・・黒澤さん、こんばんは。」
黒澤「あぁ。」
ひなの「あの・・・ご飯一緒にいかがですか?」
レンコ「え????」
黒澤「これ君が?」
ひなの「はい。」
黒澤「じゃ、お言葉に甘えて。」
レンコとミネ、顔を見合わせて「マジで?」
・・・・
黒澤「久々だな。こういうの食べるのは。」
ひなの「何か美味しそうに食べていただけて嬉しいです。」
黒澤「それでこれ、一食、幾ら払えば良いんだ?」
ひなの「いえいえ!!!同じラクダの馬車の仲間ですから!お金は大丈夫です!!」
黒澤「ごっそさん。以外に君、器用なんだな。じゃ、失礼。」
ひなの「お休みなさい。黒澤さん。」
黒澤「あぁ・・・」
・・・
レンコ「あーーービックリした!!!ひなの、よくあの人に声かけれるね。しかも食べてくなんて思ってもみなかった。」
ミネ「でも、ひなのちゃんのご飯にお金払おうとしたよね?幾らくらい払うつもりだったんだろう?」
レンコ「意外とああいうオヤジって金持ってるからさ。5000円とかでもいけたんじゃない?」
ひなの「取ろうとしても、そんなに取れないよ(笑)」
ミネ「いやいや。でも今日が今年一番のサプライズだ。」
レンコ「ほんと、黒澤さんと一緒に食事なんて、ひなのが来るまでは考えられなかったしね。あーーーあの無言の食事タイムは本当に地獄だったわ。」
ひなの「みんな、黒澤さんに変な偏見持ってない?多分普通の人だよ。」
ミネ「いやいや。普通の人だったら「幾ら払えば良い?」なんて聞かないでしょ!!!」
ドーテー「童貞が帰宅したぞ。」
ミネ「道定―――!!!今日凄いことが起きたぞ。」
ドーテー「何なに?それは童貞もが驚くことか?」
レンコ「さっき、黒澤さんが、ひなのの作ったご飯食べた。それも私らと一緒に。」
ドーテー「何?童貞としてはそれは聞き捨てならんな・」
ミネ「ほんと、さっきの食事、まじ無言だったし。」
キリコ「ただいまーーあーーーサービス残業きっついわぁ」
レンコ「キリ姉!キリ姉!!!今日凄いことが起こった!!!」
キリコ「何なに?私早く寝たいんだけど、それってすぐ終わる話?」
レンコ「さっき、黒澤さんがひなののご飯、私らと一緒に食べてた・・・」
キリコ「えーーーー!!!何なに?それすっごい見たかったんだけど!!!」
レンコ「それも終始無言。」
キリコ「うわー遠目から、他人事として見たかったわぁ。」
レンコ「もう当事者はキッついのなんのって」
ひなの「みんな、黒澤さんとそんなに交流とかなかったんだ・・」
レンコ「だってさ、こういうシェアハウスに来てさ、何にもほとんど今までしゃべった事無かったんだよ!!!何かあの人が何で、ここに住んでるのかそもそも意味分かんないし」
ひなの「きっとあの人も何か淋しいとかそういうの有るから、ここに住んでるんじゃないのかな?」
レンコ「へ?黒澤さんが?」
ひなの「意外と人って分からないもんだよ。」
ミネ「いや。今日は黒澤さんの別の顔を見れたわ。凄い一日だった。」
キリコ「でも、ひなの凄いよね。今まで誰も開けられなかった扉開けちゃったんだから。」
ひなの「きっと、黒澤さんも、こうやって声かけられるの待ってたんじゃないかな。」
ドーテー「無い無い!!!それはない無い!!!」
レンコ「まさか黒澤さんに限って・・・ねぇ?」
ミネ「それにしても、美味かったと言わず「君、器用なんだな」って褒め方が、完全に黒澤ワールドだよね。」
キリコ「え?そういう褒め方初めて聞いた(笑)」
ドーテー「童貞ですらそういう褒め方はしないな。黒澤さんはきっと童貞じゃないんだな。」
レンコ「おめーごときと一緒にすんじゃねぇよ。」
ひなの「でも、何か食べてもらってちょっと嬉しかったな・・・」
レンコ「あーーーこれ、ひなのが黒澤さんに惚れるパターンだ。はい。私振られた。」
ひなの「心配しないで。レンコちゃんの事は見捨てないから」
レンコ「おうおう。おめーに見放されたらワシ、生きてけねーがら!!!」
キリコ「レンコもさぁ・・・一応貴方も女子という生き物なんだから、ひなのに頼らず、ちゃんと自活しなさい!」
レンコ「キリ姉みたいに女子力低い人の忠告は聞けませーん!!!それだったら私女子じゃなくて良いですーーー」
キリコ「はいはい。分かった分かった。私が結婚出来ないのは女子力が無いせいですーーー」
ひなの「結婚出来なくても、キリ姉もレンコちゃんも私が一緒に面倒見てあげるから(笑)」
キリコ「うーん!!!!どうして貴女はこんなに良い子なのーーーひなのーーーー!!!」
そんなこんなで年末になりました。
クリス前の夜・・・ミネとひなのが
ミネ「ひなのちゃんさぁ、ちょっと良い?」
ひなの「ミネ君何?」
ミネ「今、彼氏とかいる?」
ひなの「居たら、みんなに言ってるよ」
ミネ「あのさ・・・誰かと付き合う気とかない?」
ひなの「え????」
ミネ「ふーーーーー・・・・じゃ単刀直入に言おうか。俺と付き合ってくれる?」
ひなの「え?ミネ君が?」
ミネ「うん。俺が。」
ひなの「私なんかじゃ、ミネくんにはもったいなくない?何かスペックとか釣り合ってないし・・」
ミネ「いやいや。逆にひなのちゃんこそ俺みたいなので良いのかな・・・って」
ひなの「いやいや。もっと私よりも素敵な女の人、ミネ君には居るでしょ?」
ミネ「いや。もう俺は、ひなのちゃんだけだからさ。」
ひなの「・・・・ははは。何か急すぎて驚いちゃった。返事はすぐにしなきゃダメ?」
ミネ「いや。俺も急にごめん。」
そして、レンコの部屋にて
ひなの「レンコちゃん・・ちょっと良いかな。」
レンコ「何?」
ひなの「ちょっと冷静になって聞いてね。」
レンコ「え?何か面白いことでもあった?」
ひなの「ミネ君に告白された。」
レンコ「・・・・は????」
ひなの「ミネ君に告白されたんだ。」
レンコ「ふーん・・・で付き合うの?」
ひなの「一旦保留。」
レンコ「はぁ・・・可愛い子は良いよね。あんな東大生の告白を保留できるんだからさ。」
ひなの「レンコちゃん。そういう事言わないで。私どうすれば良いかすっごい悩んでるから・・・」
レンコ「付き合っちゃえば。」
ひなの「適当に言わないでよ。」
レンコ「あんたさぁ・・・ちょっと今まじムカついた。何で東大生でイケメンなミネ君と付き合ったらよいかどうか私に聞くのさ。」
ひなの「レンコちゃんだから聞いてるんだよ。」
レンコ「はいはい!!!あんたはいっつもそうやってブスな私を上から目線で行ってバカにしてるんだね!!!」
ひなの「レンコちゃんをそんな風に思ったことないって。」
レンコ「あぁ!!あんたって。どこまで良い子の振りすれば気が済むっての!!!はいはい。もう一生そうやって人を見下してろ。」
ひなの「・・・ひどいよ。レンコちゃん」
レンコ「あぁぁ!!!そうやって泣けば可愛い子は良いよね!!!この構図見れば私がどう見ても悪く見えるんだからさ!!!!だから私なんかに聞くなよ!!!まじ腹立つ!!!」
ひなの「分かった!!!ミネ君の事は断る。だからレンコちゃん・・・ごめん・・・」
レンコ「あんたさぁ・・・何に謝ってんの?」
ひなの「ごめん。私も分からなくなってきたよ。」
レンコ「そうやって、ミネ君振るのも私のせいにするんだね。ほんとどこまで、卑怯なんだよ!!!」
ひなの「!!!!」
レンコ「もう、あんたとは無理・・・口聞けないわ。さいなら。」
・・・
次に泣きながら、ひなの、キリコの部屋へ。
キリコ「ちょっと、ひなの、もう夜の1時だよ。何なの?」
ひなの「キリ姉・・・・」
キリコ「ちょっと!!どうしたの!!!」
ひなの「うわぁぁぁぁ!!!!!!私、レンコちゃん傷つけちゃった!!!」
・・・
事情をキリコに説明する、ひなの
キリコ「大変だったね。ひなの。」
ひなの「ううん・・・私が悪いんだ。レンコちゃんが言うように一番私が卑怯だったんだ。」
キリコ「はいはい。もう泣かないで。ひなの・・・でも今回の件は、ちょっとレンコも言い過ぎだったと思う。」
ひなの「ううん・・・違うの・・・・」
キリコ「分かった。とりあえず明日、私がレンコと話するから。」
ひなの「キリ姉・・・ほんとありがとう・・・・」
そして翌日・・
キリコ「あのさ、レンコちょっと話があるんだけど」
レンコ「何?何なのそのマジ顔?あいつの事?キリ姉には関係ないよね?」
キリコ「あんた、本当にこのままで良いの?」
レンコ「・・・・キリ姉さぁ」
キリコ「何?」
レンコ「・・・・・本当はすっげー後悔してる。」
キリコ「それ聞いて安心した。それ言わなかったらもう、レンコを心の底から最低な奴だと思ってた。」
レンコ「はぁ・・・まじ自分が嫌になった・・・後で考えれば、ひなの悪くないじゃんね。私のコンプレックスをひなのにぶつけただけじゃんね。」
キリコ「ひなのは、自分が全部悪くて、あんたは悪くないって言ってたよ。」
レンコ「それ聞くと、なおさらキッついわぁ・・・・」
キリコ「所でさ、ひなのだって、別にあんたが思うほど楽な人生歩んでないんだよ。」
レンコ「え?」
キリコ「あんたは知らないだろうけど、ここに引っ越してきたのって、実は親の虐待が原因なんだよ。」
レンコ「え・・ウソ・・・」
キリコ「あの子さぁ、母子家庭で最近まで、その母親の彼氏から色々されてたんだ。だから今でも男が信じられないから、ミネ君の事も即答できなかったんだよ。」
レンコ「うっわーーーー・・・・だから引っ越した理由とか言えなかったんだ・・・もうこれ完全に私が悪いじゃん。」
キリコ「だったら早く!!!ひなのに謝りなさい!!!」
レンコ「・・・多分、人生初の土下座とかになるかもね。」
キリコ「早く仲直りしよ。卒業したら、ひなのと結婚するんでしょ?」
レンコ「うん。ありがとう。キリ姉。」
レンコ「あのさ!!ひなのさ!!!」
ひなの「え・・・」
レンコ「ほんとごめん!!!」
ひなの「ちょっとどうしたの?レンコちゃん」
レンコ「この間のは私が悪かった!!!!多分人生初の謝罪!!!!」
ひなの「レンコちゃんが許してくれるなら私は良いよ。」
レンコ「いやいや。許すもなにも!!!ひなのも、ここに引っ越してきたのも家で色々大変だったからなんだよね!!!そんなことも知らないで本当にごめん!!!!」
ひなの「それキリ姉から聞いたの?」
レンコ「うん。キリ姉がすっごい私に怒ってきてさ・・・色々教えてくれた。」
ひなの「あぁ・・・そうなんだ・・・」
レンコ「まだ私たち、友達だよね???」
ひなの「何言ってんの、誰が、レンコちゃんみたいな子、ほかっておけると思ってるの。」
レンコ「ひなの・・・思い切りハグして良い???」
ひなの「お手柔らかにね。」
レンコ「ひなの!!!本当にごめんよーーーー!!!!!」
所変わって、キリコの部屋に行くひなの
ひなの「キリ姉いる?」
キリコ「うん。レンコと仲直りした?」
ひなの「仲直りした。それは良いんだけどさ・・・」
キリコ「どうしたの?」
ひなの「レンコちゃんに、私の過去の話した?」
キリコ「あ・・・ごめん・・・・」
ひなの「あは・・・・ちょっとそれは言って欲しくなかった・・・かなぁ・・・・」
キリコ「・・・確かに言っちゃダメだったよね・・・私馬鹿だった」
ひなの「ううん。もう良いんだけど・・・」
キリコ「ひなの、私の顔ビンタして良いよ。」
ひなの「キリ姉にそんな事出来ないよ。」
キリコ「良いの!!!もうとにかく、ひなのに許してもらうためなら何でもするから!!!」
ひなの「もう良いんだって。」
キリコ「良いくないよ!!!貴方の一番のトラウマをしゃべっちゃったんだから・・・」
ひなの「・・・良いんだって・・・いつまでもレンコちゃんやミネ君に内緒にしておいた私がダメだったんだ。」
キリコ「ひなの・・・あんた」
ひなの「キリ姉、今日時間ある?」
キリコ「うん。何時間でも今日は付き合うよ。」
ひなの「まだ、キリ姉にも詳しく話してなかったよね。私の家のこと。」
キリコ「今日は話してくれるの?」
ひなの「うん。何だかこれで吹っ切れた。」
・・・・・
(過去の回想) ひなのの高校時代
同級生A「知ってた?」
同級生B「何が?」
同級生A「高木さんってさぁ、松岡先生と付き合ってるって。」
同級生B「まじで?」
同級生A「何か高木さんっていきなし相談所とかから来たて、転校してきたじゃん?」
同級生B「あぁ、あの親の虐待がどうのってとこから?」
同級生A「それで、そういうのをうちに来てからも、松岡先生に相談してたら、高木さん、松岡先生が好きになっちゃってさ、」
同級生B「うわ。それで付き合ってんの?松岡、マジキモイ」
同級生A「高木さん可愛いし、松岡みたいな、おっさんなんて手玉にすぐ取れるよね?」
同級生B「きゃは。言えてる。」
同級生A「なんかさ、高木さんって魔性の女とか、そんな感じするよね。」
ひなの「松岡先生。」
松岡「高木、あんま学校では目立った事はするなよ。」
ひなの「はい。松岡先生も秘密にしてくれてますよね?私たちのこと・・・」
松岡「あぁ。卒業したら結婚しような。」
ひなの「先生、それは気が早いですって。私大学行きたいし(笑)」
・・・・
所変わってひなのの家
ひなの「ただいま。」
ひなのの母「・・・・・」
ひなの「今日もお仕事おやすみ?」
ひなのの母「悪いね。役に立たない親で。」
ひなの「・・・・・」
ひなのの母「あんた、私に文句あるなら言いなさいよ。」
ひなの「別に文句なんて・・・」
ひなのの母「拓也に振られたら、あんたのせいだかんね、」
ひなの「あんな人の事まだ好きなの?」
ひなのの母「何なの?あんたの母親の大事な人になんて口聞くわけ?あーーーこりゃ私の教育が行き届いてなかったせいだわ。」
ひなの「もう止めてよ。教育って叩くことや殴ることじゃないでしょ?」
拓也「ただいま」
ひなのの母「拓也―――お帰り!!!ひなのが、あんたの悪口言ってたよ。」
拓也「はぁ?まじこのガキ何なの?どこまで俺らに迷惑かければ気が済むわけ?」
ひなのの母「ごめん。私がちゃんと教育してなかったせいなんだ。」
拓也「分かった、分かった。代わりに俺が教育するわ。」
ひなの「ちょっと止めてよ!!!」・・・・・・
・・・・
所変わってひなのの高校時代のニュース
「●月●日、東京都内の高校教師の松岡容疑者(34)が、未成年者売春の容疑で逮捕されました。容疑者はSNSで知り合った15歳の少女とみだらな・・・・」
同級生A「松岡逮捕されたね。」
同級生B「まじでロリコンだったんだ。捕まった15歳少女って超ヤリマンだったんだよね?」
同級生A「高木さんもじゃぁ、ヤリマン?」
男子の同級生C「ちょ!!!て事は高木さんってヤラせてくれんの?」
同級生A「頼んでみたら?あんなロリコンと付き合ってたくらいだから、大丈夫っしょ」
教師A「高木、色々と大変だったな。」
ひなの「はい。」
教師A「学校内ではひどい噂が流れてるが、先生は、高木を信じてるからな。」
ひなの「・・・・・」
教師A「松岡先生とはどうだったんだ?口外しないから正直に言ってくれ。高木。」
ひなの「お付き合いしてましたが、肉体関係は有りませんでした。」
教師A「そうか・・・・でも本当に松岡先生の事は好きだったんだな?高木?」
ひなの「・・・・・」(黙ってうなずく)
家に帰ると、ひなのの母親が半狂乱に。
ひなのの母「あんたは何てことしれくれたの!!!あぁぁぁ!!!これでもう外もろくに歩けないじゃない!!!!!」
ひなの「元はといえば・・・・」
ひなのの母「あぁ!!!そうやって、全部あんたが悪いのに口答えして!!!!何でこんな子に育っちまったんだか!!!!」
拓也「つぅか俺まで巻き込むなっつぅの。」
ひなのの母「本当に拓也ごめん。別れないよね?????」
拓也「あぁ。」
ひなのの母「ひなの!!!拓也に謝りなさい!!!!」
ひなの「謝るって・・・だってこの人、私たちと関係ないじゃん。」
拓也「あ、今ので完全ぶち切れました。こいつを今から教育しまーす。」
・・・・・・
4年後・・・・
ひなの「お母さん、ちゃんと食べてる?」
ひなのの母「全く・・・あんたが居なければ今でも、拓哉はここに居たのに。」
ひなの「もうあの人の事は過去のことだし忘れようよ。」
ひなのの母「一体あんたどこまで私を困らせれば気が済むんだ!!!もう出てけ!!!」
ひなの「・・・・私ももう無理。そうするよ。お母さん今までありがとう、」
ひなのの母「あぁぁぁぁ!!!こうやって私はこれから彼氏も旦那もいない人生送るんだ!!!全部あんたのせいだ!!!!」
キリコとひなのの部屋にて・・・
キリコ「そんな風だったの・・・・」
ひなの「正直、ここまで抱えて私も感情がどうにかなりそうだった。」
キリコ「辛かったね。」
ひなの「・・・・・・」
キリコ「ごめんね。今まで分かってあげられなくて。」
ひなの「・・・・・」(首を横に振る)
キリコ「もうこれ以上しゃべらなくても良いから・・・そうだ!!!今日一緒に寝る?」
ひなの「・・・」(黙ってうなずく)
キリコ「ひなの・・・・私にそこまで事までしゃべってくれて本当にありがとう。」
所変わって、ミネが、夜遅く黒澤とバッタリ会う
黒澤「・・・・・」
ミネ「あの・・・・黒澤さん。」
黒澤「何だ?」
ミネ「黒澤さんって大事な女性とかいるんですか?」
黒澤「俺は過去に結婚して子供は二人いるが、二人共元の嫁の所にいる。今は離婚して独身だ。これで良いか?」
ミネ「けっこうあっさりしゃべるんですね。」
黒澤「別に隠すことでもないし、珍しい話でもない。」
ミネ「黒澤さんって何でシェアハウスに?」
黒澤「家賃が安いからだ。それに自分が住むところに興味がない」
ミネ「でももっと安いとこあるし・・・何かシェアハウスに住む理由があるのかなって。」
黒澤「それを俺に聞いて何をしたいんだ?」
ミネ「やっぱ別れて淋しいからですか?」
黒澤「どうだろうな。」
ミネ「え・・・絶対違うとか言われると思ってた。」
黒澤「人間なんて自分の感情すら分からない生き物だからな。」
ミネ「ひなのちゃんには、女性として興味ありますか?」
黒澤「そりゃ同性愛者じゃないからゼロではないな。」
ミネ「ひなのちゃんに、もし告白されれば付き合いますか?」
黒澤「言っておくが君が期待している答えは俺には無い、起こってもいないことを考える程俺も暇じゃない。」
ミネ「すいません。変な事聞いちゃって。」
黒澤「あぁ。もう朝早いからもう寝る。」
ミネ「ありがとうござしました!!!!!」
そして深夜、ひなのが黒澤とばったり会う
ひなの「黒澤さん、こんばんは。」
黒澤「あぁ。この間は料理どうも。」
ひなの「黒澤さん、一つ聞いていいですか?」
黒澤「何だ?」
ひなの「あの・・・・過去に心に傷のある女性と付き合うのって気が引けますか?それとも、その心の傷を言わずに付き合ってたら、その女性に怒りますか?」
黒澤「君の言ってることの意味が分からないな。」
ひなの「すいません・・・確かに質問が意味不明すぎますよね・・・・」
黒澤「ただ・・俺はやりたい事をやって、嫌なことは全部避けてきた。それだけだ。その心の傷ってのも嫌な事なんだろう?だったら考えるだけ時間の無駄だと俺は思ってる。そんなこと考えるよりも、今自分のしたい事をやりたい。これは君の期待してるような回答でないとは思うがな。」
ひなの「!!!!!!」
黒澤「明日、多分8時には帰る。また食べさせてくれるか?」
ひなの「明日は期待しててくださいね!!!豚汁とじゃがいもコロッケです!!!」
黒澤「あぁ。楽しみにしてる。」
次の日・・・
ひなの「ミネ君いる???」
ミネ「うん。」
ひなの「返事まだだったよね?」
ミネ「・・・・・今さ、大学の合格発表より緊張してる。」
ひなの「ミネ君・・・良いよ。」
ミネ「へ??????」
ひなの「不束ものですが宜しくお願いします。」
ミネ「・・・・・・」
ひなの「どうしたの?そんな鳩が豆鉄砲食らったような顔して。」
ミネ「ひなのちゃん、鳩が豆鉄砲食らったとこなんて見たことないでしょ?」
ひなの「ははは。そうだね。」
ミネ「でさ、付き合うんだったら苗字で呼ぶの止めてよ。」
ひなの「ん・・・じゃ、翔太だから、しょうちゃん???」
ミネ「あぁヤバイやばい!!!!これは今、しょうちゃんって呼ばれて、胸がズキューンって来た!!!!」
ひなの「ははは。表現何か古いね。」
ミネ「お願いもう1回呼んで!!!」
ひなの「しょうちゃん。これからも宜しくお願いします。」
時は流れて3月
夕方のニュースにて・・・・
「3月●●日、不動産会社のスマートエステートが破産申請しました。シェアハウスの「ラクダの馬車」のサブリース契約において、無理な経営計画により、210億円の負債を抱えて・・・」
キリコ「・・・・・・・」
レンコ「キリ姉、息してる?」
ミネ「ダメだ。目の焦点が合ってない」
キリコ「何にも知らんかった・・・・・私、今日から無職????」
ドーテー「童貞的にもそう思えるな。」
キリコ「あーーーーー!!!ちっくしょーーーー!!!!退職金も夏のボーナスもまだもらってなーーーい!!!!残業代も全然もらえてなーーーーい!!!!」
「続きまして、シェアハウスのラクダの馬車の建築基準法違反が発見されました。本来ならば、屋根まで達するはずの界壁が届いておらず・・・」
レンコ「あーーーーだめだこりゃ。ダメ押したね。」
ミネ「・・・て事はもうここには住めないってこと?まぁ4月から他行くしかないのか・・・」
ドーテー「童貞は故郷の愛知に就職で戻るので、関係はないがな!!!!」
キリコ「・・・・・ごめん。ちょっと今から魂抜けさせるわ。そっとして。」
レンコ「うっわー・・・キリ姉、、、負のオーラが半端ねぇ。」
3月末
ひなの「しょうちゃん、どこか引っ越すの?」
ミネ「あぁ、一応会社が港区だから品川あたりに。ひなのも来る?」
ひなの「また皆でほかのシェアハウスで暮らしたいなぁ・・・」
ミネ「無理言うなよ。」
レンコ「ちょ待てよ!!!!」
ミネ「お前キムタクか!!!!」
レンコ「ダメだって。ひなのは、私の部屋に居候させるから!!!」
ミネ「あの・・・・一応俺の彼女なんだけど・・・・」
ひなの「でも、もう一度実家に戻るわ。私、お母さん心配だし。」
ミネ「あのさ・・・何か変な事されたら、すぐ呼んでくれよな?」
ひなの「うん。しょうちゃんありがとう。」
レンコ「所で、黒澤さん知ってた?」
ミネ「何が?」
レンコ「ほら、あのサイバーなんちゃらっていう会社あるじゃん。」
ミネ「それが何か?」
レンコ「黒澤さん、あの会社の社長だったんだって!!!!」
ミネ「はぁぁぁぁ???????」
レンコ「ちくしょー!!!!て事は資産数億円とかそんなレベルじゃん!!!あーーーー必死こいて口説いてりゃ良かった!!!!!」
ひなの「レンコちゃん、おやじ無理って言ってたじゃん」
レンコ「まぁよくみりゃカッコ良くない???けっこうワイルド系でさ。」
ひなの「物は言いようだね。」
レンコ「ふーんだ。お前らは好きにイチャイチャしてれば良いんだ!!あーーー家事とか全部やってくれる男がどっかいねぇかなぁ。」
ひなの「だから、またレンコちゃんの家行くから。」
ミネ「あ・・・そうそう。一つカミングアウトして良い?」
レンコ「何だなんだ?東大生改めエリート商社マン。」
ミネ「実は・・・・ひなのが、俺の人生初彼女(笑)」
ひなの「え・・・」
ミネ「ダメ???」
ひなの「いやぁ意外だったと言うか、もっとしょうちゃん、遊んでると思ってた。」
ミネ「だからキリ姉が言うように、俺ってコミュ障な所あるからさ」
ドーテー「所で、童貞も一つカミングアウトするぞ。」
レンコ「誰も聞いてねぇし。」
ドーテー「俺も彼女ができた」
レンコ「二次元の?」
ドーテー「ふっ馬鹿にするなよ。三次元だ。」
レンコ「ヒト科?哺乳類?」
ドーテー「ふっ。ヒト科だ。」
レンコ「ちょっと写真見せろ!!!それまで信じねーぞ、」
ドーテー「ふっ・・・・」
レンコ「・・・・・で、この彼女はあんたを彼氏と思ってるわけ?」
ドーテー「もちのロンだ!!!!」
レンコ「ふーん・・何か違う気もするけどま、いっか。」
キリコ「あ。みんないるじゃん」
レンコ「おーーー無職のニートが何か用????」
キリコ「ニートとは聞き捨てならないわね。社長とお呼び!!!!」
レンコ「ついに頭おかしくなった?」
キリコ「あのねぇ。だから独立すんの。私。」
ひなの「キリ姉!!!おめでとう!!!!!」
ドーテー「前を向いて生きるのは童貞的にも良いと思うぞ。」
ミネ「で、キリ姉、もう事務所とか決めたの???」
キリコ「うん。実はスマートエステートが入っていたテナントをそのまま引き継げそうで、そこで一人でやろうと思って。そこのオーナーと私仲良いし。」
ひなの「じゃ、今度部屋借りたりするときはキリ姉に頼めば良いんだね。」
キリコ「任せんしゃい!!!!」
ひなの「所で黒澤さんは?」
キリコ「さぁねぇ・・・お別れ言う前に、もう出て行っちゃって・・・結局あの人と何にもしゃべらなかったなぁ・・・・6年も住んでたのに。」
黒澤「実は後ろにいるぞ」
キリコ「ぎゃーーーーー!!!!!出たー!!!!!!」
黒澤「一応、君らにはいろいろ世話になったな。」
キリコ「いえ・・・私何も・・・」
黒澤「あんたの新しい会社なんて言うんだ?一応名刺くれ。」
キリコ「あ・・・はい!!!!タケムラエステートの代表取締役の竹村桐子です!!!!」
黒澤「今度、うちの会社で社員寮なんだが、200人くらいかな。賃貸の斡旋で世話してくれ。」
キリコ「はい!!!畏まりました!!!!」
レンコ「すっげー!!!キリ姉大型契約ゲットじゃん!!!!」
キリコ「はぁぁぁ・これは夢じゃないかしら・・・・」
黒澤「こんなこと言うのもガラじゃないんだが・・・この6人で記念撮影しないか?」
ミネ「いいっすね!!!でも確かにガラじゃない!!!!(笑)」
ひなの「じゃ、皆さん良いですかーーー!!!」