漫画喫茶ではじめの一歩を全巻読んでみたわけだが。
なんか漫画喫茶で読みました。はじめの一歩。
てかよく考えたら、この漫画平成元年から続いているロングヒット作品なんですね。
まぁ今更面白いとかつまらないとかそんなに話すような陳腐な作品ではないですが、このマンガ読んで思ったこと。
・・・・展開遅くね???・・・・
いや、もう作者さん、漫画書いて30ン年ですよね?
で、主人公の幕の内一歩君は確かにいじめられっ子から日本チャンプになって頑張ったけど、何か日本チャンプになったのがもう20年以上前。そしてそこからダラダラ防衛線もやり続けて、世界戦に出たのは最近。しかも負けて引退とか・・・
で、同僚の青木氏や木村氏もずっと日本チャンプにもならず、日本上位ランカーをうろうろ。(上位ランカーを30年続けてるのもすごいが)
鷹村氏は、世界戦で戦っているのは良いものの、宿命のライバルの宮田一郎君は、まだ東洋チャンプ。
そして後輩の板垣学君は、まだ青木氏や木村氏と同じルートをたどろうとしている。
まぁ一体どういう所に行こうとしているのだろうか。何かもう悪いんだけど「迷走」って言葉がすっごく似合う。
確かに鷹村氏と青木氏の掛け合いとか下手なギャグマンガより面白いんだけど、それにしてもだ。
なんかもうめちゃくちゃ展開が遅すぎて。そして一歩君が世界タイトルマッチをやるには、まだまだ時間はかかりそう(現役復帰までの葛藤とか延々書きそう)
そしてフェザー級チャンプのリカルドマルティネスが、ラスボスに構えてもう20数年。いくら何でも長すぎるわ!!!!
何かもうこの展開の遅さとそして皆の変わらぬ日々。ある意味でドラえもんやサザエさん的な物を感じる
てか、日々チャンプが入れ替わって、他の競技より引退が早いボクシングが題材の漫画なのに、このどらもえもんやサザエさんみたいなマンネリを演出できるはじめの一歩は、恐らくとても稀有な存在なのかもしれない。
ぶっちゃけ、伊達さんの息子のユウジ君が、最後40歳近くなったリカルドマルチネスと対戦して、それで父親の無念を晴らす・・・みたいな展開を期待してるけど、実際そうなるには恐らく200巻は超える気はしています。
あと、途中の梅沢君の、いじめに対する意見は興味深いものがありました。ボクシングは超マンネリですが、たまにボクシング以外の事で深い事を言うからこの漫画は侮れない
そして木村氏が言う「一つのクラスに40人もつめこんで仲よくしろなんて無理がある」とかマジでいい事言うなぁ・・と思った。
110巻あたりかな?この、いじめに関する描写はめちゃくちゃ秀逸だった・・ボクシングはマンネリだけどね。(作者さんの森川ジョージさんはボクシング書くのに飽きた?)
さて、最後に幕の内一歩ーウォーリー戦でどれだけ一歩君が、ウォーリー君と言う天才児に殴られたかっていう画像を張ります。てかこんだけ殴られて勝ったとか、普通にありえねぇ
まぁそりゃ一歩君も壊れるよね(笑)