ある事に気が付いた。

　

　

ま、全然大したことじゃないんだけど、産まれてこの方、自分を含めて「日本の将来にワクワクしている」って人を見たことがない。

　

　

　

何か、ガキの頃から、「これから日本は悪くなります」って言われ続けて、まぁ何だか状況は言葉通り悪くなっている。

自分を取り巻く環境は良くなったり悪くなったりはしてるけど、世の中全体的には何か悪くはなっている気がしている。

　

　

　

　

これは日本人特有の「マイナス思考」「とりあえずショックを受けないように最初は悲観的に考えよう」って性格から来てるかもしれないけれども、それにしても異常すぎる。

　

　

　

　

街中で若者が「俺、この国の未来にめちゃくちゃワクワクしてるんすよぉ」なんて言ったら、みんなどう思うだろうか？

　

　

　

「はいはい。良かったね」

「こいつ馬鹿じゃねーの？」って思うのが関の山じゃないかな。

　

　

　

で、一応この世の中が悪くなっているのは、どうも「政治家」の皆さんの？せいらしい・・・という事になっているんだけど、政治家の皆さんがなにをどうしてどう悪くしてるのかはさっぱり分からない。

　

　

　

これからの１００年後の未来に期待してる人とかめちゃくちゃ少ないと思うし、それに日本人みんなが、何か「自分だけは悪くはならないように現状維持はしたい」みたいな感じに頑張ってるような気がしてならない。

ま、仕事でも何でもそうなんだけど、現状維持を目指して良くなった会社とか企業って無いんだけどね。

　

　

　

まぁ、そんなメンタリティーを１億人が持っていれば、そりゃー景気なんて良くはならないし、それに進歩なんてしない。この３０年で進歩したのって携帯電話とIT関係ぐらいの気がしてならない。

何か政治家の皆さんに期待しちゃいけないのかもだけど・・・何かこう・・・・突拍子もない目標とか掲げて、日本国民全員がそれに向けて燃えるみたいな物が有ったらよいのにとか割と真面目に思う。

　

　

そういう全員が燃えるイベントがスポーツイベントくらいしかない今の現状って、悪いんだけどすっげー詰まらない。

　

　

　

そう。この日本って国はすっげーつまらない。

　

　　

　

この日本てすごい国で、飲める水道がそこらじゅうに走っていて、治安も良くて、少しお金出せば美味しいものはいくらでも食べられる。いくら貧しくなったって言っても、みんな車持ってるし、女子大生がバイト代ためて、高級ブランドのバッグなんかも持ってるのも珍しくない。

　

　

ただ、みんな何か、こう上手く言えないんだけど、誰も将来に期待してない。

自分がこの世界で見てきたことを言うと、減点方式の評価が多く、それに何か地雷を踏まないように・・リスクを負わないように生きている人が多かった気がする。

生活レベルの基準は低くは無いんだけど、それ以上は求めてないって言うか・・・

　

　　

ま、この国では飢えることも無いしある程度満たされてしまっているから、向上心自体が無くなっているのかもしれない。

本音の本音を言うと「実は今の生活に不満はないからこのまんまで良いです」って言うのが日本国民の総意じゃないかとすら思えてくる。いや、世界のか。　

　

　

　

　

５０年前は人類は月に行ったって言うのに、それからまだ火星に人間は到着していない。思ったよりも「宇宙にロマン」とかみんなが感じなくなっているというか、食の安全と身の安全という人類が何千年もの間夢に描いてきた理想が現実になった時点で、何か満たされてしまった感じだ。

　

　

　　

１９４５年の終戦後に、みんな子供を作った。いわゆる団塊の世代って奴だ。そこから日本は急成長した。

まぁ不足していたり、自分の状況に火が付くと、人間って奴は必死になるのかもしれない。

　

　

　　

　

今、この世界はめちゃくちゃぬるま湯だ。何か大きい破壊とか何かそういうものとか「復興」的なイベントがないと景気自体回復しないのかもしれない。

　

　

　　

ちなみに、人類の長年の夢だった「争いのない平和な世界」はこの日本では実現したと自分は思っている。

ただ、そこから始まるのは、「満たされてしまった心」と「向上心の欠如」だった。

うーん・・・考えがまとまらなくなってきたけど、どうにもこうにも、この世界が面白くなる方法を誰か教えてください。