離婚してもいいですか?翔子の場合って本を読んでみたが、意外と面白かった件について
一柳です。
常日頃漫画は結構読んでいます。で、その中でも自分があまり読まないタイプの漫画
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ネットの広告で気になってたから見てみたけど、これ面白いな。
※タイトル:離婚してもいいですか?翔子の場合 著者:野原広子さん 連載:レタスクラブ
夫婦の話なんだけど。(翔子さんと淳一さん)
いや、ぶっちゃけこいう家庭って、世の中腐るほどある。
正直出てくる登場人物はいわゆる「変な奴」とかそういうのは居ない。
割と悪く書かれているダンナでも、めちゃくちゃ普通の人だしね。
で、まぁ何気ない日常の何気ない生活の中に、残酷な言葉とかそういうのがいくつか有って、それがいつの間にか深く心の傷に残っているって感じのお話。それが淡々と語られているとこに、気持ち悪くなるくらいのリアルティがある、絵はほのぼのしてるし、残酷な描写も無いのに、何か恐ろしくグロい。
こんな感じの、言いたいことも言えない引っ込み思案の奥さんが
こんな風になっていく様が延々と書かれている。
ただ、読んでて、旦那が浮気したわけでも(ギリギリセーフだったが)、DVしてる訳でも、働いてるし、特別稼ぎが少ないわけでもない。旦那も何か、大きい子供ってだけで、全然悪い人でもない。
ただ、離婚したがっている翔子さんの気持ちはよくわかるし、離婚したい理由なんて、その辺にいつだって転がっているもんだと痛感している。(知らず知らずのうちに翔子さんも我慢を重ねてきたんだけど、それをダンナが全く無頓着)
もし、これがDVとか浮気とかだったら、この作品は逆に全然面白くなかったと思う。
ネタバレ要素もあるけど、旦那の最もいけない勘違いは
「仕事している俺より、子育てしているあいつ(翔子さん)の方が楽している」と言う強烈な思い込みだ。
そこで、旦那がマウントしている事が、実は嫌で嫌で仕方なかった翔子さん。でもその嫌な気持ちを、みんな我慢して生きていると言う風に捉えて頑張って来たが、結局、それでも全然楽にならなくて、翔子さんに限界が来たって感じ。
お世辞抜きで、これ世の中の旦那さん全員読んだ方が良いと思う。
これ読んだ方が夫婦仲も良くなる気はする。
ただ、これ読むと、世の旦那さん、すっげー罪悪感感じるようになりそうだが(笑)