麻雀はただの運ゲーですか?
Mリーグを今日も見ていた。
正直、昔からけっこう麻雀やってたけど、「麻雀が運ゲーかどうか?」って議論されていて、結論が出ていない。
麻雀が強いって何だろう。読みが凄いとか何とかいうけど、結局麻雀が強いって言うと
1.相手の手牌の読みの正確さ
2.残りの山に何が残っているかの推測
3.何を捨てたら一番上がる確率が上がるのか効率
4.状況的に何をしたら点数状況的に一番優位に立てるか
この4つくらいだと思うんだが、それ以外はもう全て運。
で、結局麻雀って、正確に読めてなくても、山の推測も出来てなくても、効率的に無茶苦茶でも勝ててしまうってのが現実である。要は「下手くそな人がけっこうな割合で勝ってしまう」為に、下手くそな人が分かりにくいってのがある。
多井隆晴さんは、麻雀をオリンピック競技云々言ってるけど、最初から配牌からツモ牌まで、全てランダムで運要素って自体で難しいと思う。
で、本当に実力でやるなら、もう手牌を全員オープンにしてやるしかない。ただ、そうすると運要素が激減し、とても詰まらないものになってしまう。
運要素があるから博打として成立しているという事実がある以上、「最初のスタートが平等なゲーム」ってのが成立しなくなっている。
だから全然練習も訓練もしてない人間が、勝って金メダルを取ってしまうって事が起きてしまう。
で、嫌な話、博打でなく運要素以外で勝つとなると、上記の4つの読みとかそういう物以外になると、いかにイカサマで勝つとかそういう話になってくる。
まぁ麻雀漫画も、運のやり取りに終始している事にネタ切れを起こして、イカサマに走るケースは多い。
で、多井さんには「麻雀は運ゲーじゃない」って証明してほしいんだが、正直、それは難しい気はしている。
奇跡的に上手い打ちまわしをして、それでも当たって負ける場面は多々ある。ただそういう事はプラスには反映されない。
で、勝ってトップで終わったら、「すごいねー」って言われてるのって何か進歩とかあるのかな?って思う事はある。
中には褒められた内容でないのにトップになってしまった事とかを追及しているのかな?って思う。
解説席でも「三人全員聴牌だぁぁ!!!なんだこの人とんでもない人たちは!!!」って常人レベルでない強さをアピるんだけど、全然説得力がない。
実力だけで選ばれていないエンタメ要素も大いに含んで選ばれているあのリーグ戦で、しかもあまりメンバーの入れ替わりもない現実。
本音を言うと「一体この人たちはどこが強いんだろう」って分からない。分からない伝わらない事を、視聴者の頭の悪さや感受性のなさのせいにしてたら、多分Mリーグの未来っていうか、そういうのは無いと思う。
誰でもあがれる手牌で逆転して「●●さん、すげー!!!さすがMリーガー!!!」って言う場面が多いような気はするし、めちゃくちゃ手牌もすべて読み切っていて負けている人も多いんだけど、それが褒めらることももない。
あの人たちが本当に強いのか、正直めちゃくちゃ見てみたい。
その辺の町の点5の雀荘でやっているおっちゃんたちが、本当に勝てないのかどうかとか。