Mリーグ対局をめちゃくちゃ見て、麻雀ってどういうゲームか見方が変わってきた事。
最近、夜はほとんどMリーグと言う麻雀対局を見ている。
それで、自分一人だけの手牌を何年も見続けてきたけど、4人の手牌を見ながら麻雀を見るって言う行為もかなり新鮮だ。それで、4人全員の手牌が見えるって状態をやると、何か麻雀ってゲームがどんなゲームか分かる気がする。
そんな訳で、麻雀がどんなゲームかMリーグを通じて分かったことをあげます。
●あがれる率はせいぜい2割ちょっと。ベタ降りって意外と難しいし恥ずかしい事じゃない
まぁ、当たり前だけど見てて思うのが、麻雀って2割しかあがれないゲームである。
2割5分もあがれたら、多分印象的には「この人ばっかあがってるなぁ」ってなるんじゃないかな?ってイメージ。
野球のバッターの打率より少し悪いくらいの確率だ。
で、「ベタ降り」は猿でも出来るとか以前は思ってたけど、何も打てる牌がなくて、困るみたいなシーンはしょっちゅう見た。でけっこう見てきたけど、ベタ降りしたら、次の運気が下がるみたいな現象は起きないか見てみたけど、結果そんなことはなかった(気はする)
だから2割の確率に、危険牌を飛び込んでいくのはあまり賢い選択とは言えない。
で、ベタ降り=ダサいってイメージがついてたけど、それって「あがりたい人」が言っていたセリフであるな。
と
あがりたい人がリーチかけて誰からも当たり牌が出てこなかったらそりゃつまらんだろう。そして麻雀打っている人は、昔は知性に乏しい人も多くいただろう。あまりに身勝手な理論がまかり通り過ぎた。
「鳴きまくる麻雀は場を荒らす」とか先ほど言ってた「ベタ降りはダサい」みたいな。
要は、他人にあがってほしくない、そして自分の当たり牌は出してほしいという身勝手な理論から出た理論に過ぎなかったって事だ。
●手牌は読めない
最速最強で日本一麻雀が強いという多井隆晴さんでさえ、動画配信を見て手牌がまー読めてない。
ガン牌(牌が分かるようにするイカサマ)でもしない限り、相手の手牌を読み切るなんてまず難しい。
大体アバウトに「あ。これ危険そう」「あ、これ大丈夫だな」と思って切るしかない。
ドンピシャで読んで上がり切るとか麻雀漫画でしか起こり得ないって事だね!!!
●天運には勝てない
やはり何か見てても好配牌で運が良ければだれでもあがれるゲームなんだろうな。と思った。
だからルールさえ知ってればある程度は勝てるので、ゲームとしては非常に秀逸であるな。と。
その分、上手い下手とかがちで分からない。ありあまる天運で、正解ばっか引いてあがりまくれば、上手いってなるし、そうじゃなければ下手くそってなる。
まぁ上手い下手かは分かりにくいから、だから訳の分からん「間4件」とか意味のないセオリーが今までまかり通ってたんだろうけど。
とにかく。麻雀は誰でも上がれる可能性のある優しいゲームであり、上級者になっても、そこまで突き抜けることができない悲しいゲームともいえる。
●意外と、みんなビビッて麻雀してる
Mリーグがかなり守備よりなんで、正直それはすっごく思う。
ロンの回数をもっと増やせば、なんかすっきりするのに。捲りあいにならないと、本当に振り込まない。
昨日の近藤誠一さんも5万切って西単騎ならあがれてたのに・・・ね??
少し見ててリスクを過大評価しているのは気になったかな。
●麻雀に強い弱いって意味ある?頭が良いとか悪いとか
正直、IQの高さとかそういうのが、あまり反映されないゲームだなと思った。
多井さんも「麻雀強い人って意味わかんねー」って言ってたしね。
Mリーグ見てても、何か園田さんや渋川さんが突き抜けない状況見てると、やっぱ運ゲーだなと思わざるを得ない。
頭の良い人が、突き抜ける展開に意外にならない。そして毎年勝っている人間がころころ変わる。
それって、自頭の良さやIQ的なものがそこまで、関連性を持たないって思えてしまう。
で、最後は残り枚数をかけての「博打」になる訳で、勝者はいわざ、「神様に決めてもらう」って感じになってしまうのがこのゲームの残念なところだ。