まだまだ不動産屋と言う仕事は胡散臭いと思われている①
緑区の売却購入不動産一柳です。
私は自分で不動産屋をやっています。
まぁ、自分で言うのもなんだけど、このお仕事はそこまで格式の高いお仕事では無いと思ってはいます。いや、先人たちがあまりに、アレな仕事の仕方をしたせいか、不動産を扱う人間は、世間様からはそこまでレベルの高い人たちと思われていないのが実情です。
正直、未だに「素人さんが知らなければ幾らでも騙せるわ」と思って仕事している人も多くて、まぁアメリカみたいに格式高い仕事になるまでには時間はかかります。
(アメリカでは弁護士と並んで格式の高い仕事とされている)
ドラマの「家売るオンナ」では強引な手法で、一般客に不動産を売りつけ、北川景子さんが「オチた・・」とほくそ笑むシーンが有りましたが、残念ながらああいうのが、世間様から見た不動産屋のイメージなんでしょう。多分。
正直、学がそこまでなくても、不動産屋にはなれるし(ひどい事言えば、名古屋大学や東京大学出身の不動産仲介業の人なんて見たことない)
ハードルが低いため、色々な人たちが参入しやすい。素人さんでも上手くいけば一番儲かるのは不動産屋だと思います。
また素人の与太話でも契約に持ち込めば数字になってしまう世界です。
ただ、名誉のために言っておきますが、街の不動産屋さんたちは、正直きちんとしている人がほとんどです。
ただ、見ると、特に建築や建物の知識があまりに不動産屋にはない!!!!
お客様は、建物や建築の知識が不動産屋に有ると思って接していますが、ぶっちゃけ町の不動産営業マンにはほとんど建築の知識は有りません。
そして、賃貸、建物管理、売買と割と多岐に渡るお仕事なんですが、正直分散され過ぎていて、マルチにその分野ごとの知識を繋げて仕事出来る人は極めて稀。
世間様から見て、誠実にお仕事されている方も多いのですが、ただ今のネット全盛期の時代に、お客様から求められる知識を、街のほとんどの不動産営業マンは持っていないんです。
会社から求められるのは、とにかく数字、数字、数字・・・
数字よりも、確かな知識を持って確かな提案をしろ!!!と社員を教育している会社はまだまだ少ないです。
そして、ろくに知識のない営業マンが、どうやって口先手八丁で契約を取るか・・そういう事に神経を注いでいる人がまだまだ多く、自分自身の知識の少なさなどは、二の次。
だからこそ、この業界は中々成長しないと思っています。
不動産屋同士の勉強会など案外少ないし、そして良い歳こいてビックリするくらい無知な人も多く見てきました。
ただ、誰もこの業界の人間のレベルの低さを言う人間は居ません。
偉そうなことを言って申し訳ないのですが、まぁこれが事実です。次回はもうちょっと切り込んで話していきたいと思います。