金田一少年の事件簿を久々に読んだ訳だが
こんにちは。一柳です。
嬉しい事に、私の事務所のすぐ近くのCOCO壱番屋さんにはコミックスが沢山置いてあります。
流行りの鬼滅の刃や、鉄板のワンピースや、はじめの一歩等々・・・・
で、この中でひときわ目を引いたのがこの
金田一少年の事件簿でござんす。
まぁ読むのもかなり久々で、懐かしさで読み進めましたが・・どうもいけませんね。
どうも、年を取るとヒネくれた見方になる(笑)
いけませんねぇ
高校生当時くらいは、自分もピュアだったため、読んでいて「犯人すげぇなぁ」とか、「誰か犯人か全然分からなかったよ」とくらいしか思い浮かびませんでした。
ただ、大人になった今にしてみてみると・・・これ、犯人予想するのムリゲーやろ。
いや、もっと言えば、こんなん言われたら、誰でも犯人って言えてしまいそうだし、それ以前にこの犯人たちは何で、わざわざ人前でメンドくさいトリック使って、人前で疑われるように人殺ししなきゃいけないのか(笑)
てか、犯人の人たちもこんだけ、知恵を絞って、自分たちが犯人と分からないように、わざわざ人前に出て殺すって、一体どんだけ有能なんだよ。って思う。
しかも、殺し続けても、トリックがバレない絶対の自信を持ち、その場に居続けるというクソ度胸!
胸が熱くなるな。何かもう、ここまで知恵が回って、自分のトリックを信じて疑わない精神力と、人前で殺しても逃げないクソ度胸を兼ね備えた人間が、こんなにたくさんいる「金田一の世界」に驚き。
こんなクソ度胸と知恵を兼ね備えた人間って、他の漫画では、福本伸行先生の「アカギ」のアカギくらいじゃないかな。
↑この人です。
こんな知恵があっても、人前でトリックをかますクソ度胸って意外と人間持てないもんだと思う。しかもこのアカギ級のメンタルをその辺のお姉ちゃんでも持っていると言うとんでもなくカオスな世界。
そして、殺人が起き続けても、逃げない皆様方。
そして、推理と言うか、どうとでもこじつけられそうな、金田一君の憶測。
大体、ここに出てくる犯人さんたちも、どうもリアリティがないんだよね。ぶっちゃけ。
いや、けっこう私も刑事事件とか殺人事件に詳しい方だと思うけど、この金田一に出てくる犯人さんみたいな人マジで居ない。
この金田一で出てくる犯人さんたちの特徴だけど
・昔から、とても強い恨みを特定の人間に持つている。そしてその特定の人間を殺す。
・普段はおとなしい一般市民
・独創的なトリックを思いつく自由な発想の持ち主
いや、ぶっちゃけ、大体の殺人犯は、長年抱えてきた恨みを晴らして計画して殺すなんてまずやらない。みんな大体やっているのは、その場でムカついたからとか、金が欲しかったからとか、そういうもっと短絡的な事で殺している。
で、長い歴史みても、昔からの恨みを晴らすため、トリック使って殺すなんてまーやらない。
てか、この金田一の犯人みたいに頭の良い殺人犯って、アメリカの有名な連続猟奇殺人のテッド・バンディくらいしか居ないと思う。(しかもバンディは性的な趣味で殺してただけだし)
↑この人ね。
にしても、バンディさんレベルの知能を持った犯人さんたちが、こんなにもありふれている金田一少年の事件簿の犯人凄すぎ(笑)
まぁなんだかんだ前置きは長くなりましたが・・とにかく金田一の犯人さんたちは・・・
とてつもなくスゴイ人たちだって事です。
うん。多分、この人たちが本気で殺人以外の事に取り組んだたら、軽くノーベル賞取れたりとか、世界的に成功できるだろうな。