あなたおかしいですよ13 火垂るの墓
Mr.あいろに氏が、火垂るの墓について語ります。
Mr.あいろに・・・常に世の中を斜めに見たがる、評論家、知ったかぶり、見栄っ張り等々色々と難のある男である。常に書斎に居てコーヒーをすすっている。
何か「懐かしいネタ」について熱く語る男である。
・・インタビュアーが訪問し、そしてMr.あいろにに、インタビューするだけの話。ただインタビュアーのセリフは出てこない
Mr.あいろにが、走るポーズを取っている
あいろに「どーも!!!こばしりです!!!!」
インタビュアーが入ると、あいろにが睨む
あいろに「あなた知ってます?今はやりのyoutuberの「こばしりちゃん」を」
あいろに「まぁ昔のネタも今のネタの時節も分からないあなたに話してもしょうがないですが」
あいろに「美女系で言えばにたまごちゃんとか、色々出てるんですよ。ヒカキンだけじゃないですよ。」
あいろに「特に、にたまごちゃんと、こばしりちゃんは、芸能人レベルでも全然おかしくない圧倒的なビジュアルです。それにこばしりちゃんは、あのGLAYのTERUの娘さんと言う話も在りますからね。」
あいろに「・・・て最近のyoutuberの話はそれくらにしてと・・・今日は・・・火垂るの墓ですか・・・」
あいろに「あなたも、本当になんか際どいネタばっかぶっこんできますね。」
あいろに「火垂るの墓が制作されたのは1988年。となりのトトロと同時期でした」
あいろに、コーヒーをとる
あいろに「これ、スタジオジブリで、みんな隣のトトロを見た後に、何の準備もなく見たそうですよ。えぇ。ジブリだから楽しい映画かと思いきや・・・」
あいろに「ただただ救いようがなくて悲しいだけのお話でね。えぇ。戦争のお話なのに、別にイデオロギー臭い所もなく、ただただ淡々と、兄と幼い妹が悲劇的な目に合うという、それだけの映画でした。」
あいろに「そんなジブリの不意打ちに?にやられて、映画館ではまぁ酷いことになったそうです。」
あいろに「アニメ映画とはいえ、恐らく世界で一番人を泣かせた映画じゃないでしょうか。」
あいろに「こんな話してると、節子の「なんで蛍すぐ死ぬん?」って声が聞こえてきそうです。」
あいろに「そして、この映画、恐ろしい事に1988年当時、アメリカで、となりのトトロとセットで販売されたそうです。」
あいろに「当時のアメリカ人も「わーい!トトロだぁ」と楽しんでみた後に、同じスタジオジブリだから楽しい映画かと思いきや・・・」
あいろに「映画が終わったあと、。アメリカの子供が泣きじゃくりながら、お母さんに「ねぇ?何で節子死ななきゃいけないの?」と聞いたそうです。」
あいろに「アメリカのお母さんたちも、まさか自分の国がやった事なんて言えないし、返答に相当困ったでしょうね。」
あいろに「スタジオジブリはアメリカに恨みでもあったのかと勘繰りたくもなります。」
あいろに「とにかく、この映画、むしろ海外で高い評価を受けていて、海外の泣けるアニメランキングでは、得票の60%以上を獲得してのぶっちぎりの一位だったそうです。」
あいろに「グーグル先生に「火垂るの墓 破壊力」と入れると、見て泣きじゃくる外人の皆様の動画が出てきます。」
あいろに「外人さんたちのコメントは、「ただただ見て悲しくなる」みたいな感じで。」
あいろに「さらに海外のコメントでは「見ると自殺したくなるから、ピストルも用意してくれたらよいのに。」とか「この映画を見て泣けない人は人間じゃないわ!190cmあるパパでさえ泣いたのよ!」とか。」
あいろに「何か外人さんのコメントがいちいち面白すぎるのは何故でしょう?」
あいろに「まぁ好みはありますが、良い映画ですよ。説教じみた事も無いですし、内容は難しくは有りません。ただただ・・・見てると、意地悪な叔母さんに、ムチャクチャむかつく事だけは保証しますがね。」
あいろに「しかし、これがジブリ派生と言うだけで、どういうわけか「宮崎駿先生」の作品と誤解されてるという事実。」
あいろに「原作者の野坂昭如さんも、宮崎先生に感謝したそうですが、当時の宮崎先生は苦笑するしかなかったそうです。」
あいろに「海外のコメントでも「宮崎駿め・・こんな悲しい映画作りやがって」みたいなコメントも多々あったそうです。」
あいろに「ちなみに映画の監督は「高畑勲」さんです。お間違いなく。」
あいろに「さて・・・今日も語りすぎて疲れました。」
あいろに「あんま疲れたんで、映画でもみよっかなー」
あいろに「クレヨンしんちゃんの映画シリーズも泣けるし・・・うーん悩むなぁ・・・」
あいろに、インタビュアーを指さす
あいろに「これから泣ける映画見て泣く準備してるんですから!!!さっさとお行きなさい」
インタビュアー外に出る。