たかじんさんの遺産相続問題を不動産屋が考えてみる。

やしきたかじんさんが、亡くなったのが2014年の1月。もう7年も経つんですね。

 

 

 

実は、まぁ亡くなってから?後妻の「屋舗さくら」さんが、たかじんさんの娘さんと遺産相続問題で骨肉の争いをしてた事に大変、私も興味を惹かれて色々調べていました。

 

 

まぁ親子以上に歳の離れた若い女性が、もう余命いくばくもない男性とくっつくなんて、まぁ昔からよくある話ですが・・・

 

 

さて、その相続ですが、まぁ嫁さんだったさくらさんが一方的に、娘さんへの相続分を一円も残すことなく、自分に一方的に相続させるといった内容。そして案の定というか、娘さんに裁判を起こされました。以下が財産の内容↓

①3億円を『うめきた』の緑化事業に供するため大阪市に遺贈
②2億円を『たかじんメモリアル』設立などのため一般社団法人『OSAKAあかるクラブ』に遺贈←寄付はまだ確認されていないようです
③1億円を母校の桃山学院高等学校に遺贈←まだ寄付はされてるか確認できてません。
④残りのすべては妻・家鋪さくらが相続

 

 

 

しかも、病気も末期で朦朧とした意識の中で、こんな口授?と言う言葉だけの遺言でやってしまっただとか何とか↓

 

 

民法第976条(一般危急時遺言)
1.疾病その他の事由によって死亡の危急に迫った者が遺言をしようとするときは、証人三人以上の立会いをもって、その一人に遺言の趣旨を口授して、これをすることができる。この場合においては、その口授を受けた者が、これを筆記して、遺言者及び他の証人に読み聞かせ、又は閲覧させ、各証人がその筆記の正確なことを承認した後、これに署名し、印を押さなければならない。

 

 

  

その時に立ち会ったのが、当時弁護士で今を時めく大阪府知事の「吉村洋文」さん。ちなみに娘さんには、どんな遺言の内容であれ、4分の1は財産を相続できる「遺留分」と言うのが保証されています。それを無視してこういう内容にしました。(吉村府知事がその遺留分の放棄を求めたとかどうかは分かりませんが)

 

 

  

なんつーかね。弁護士みたいな高貴なお仕事してませんが、それなりに不動産業者として相続の話とか首を突っ込ませていただきましたが、えぇこりゃね・・なんつぅかね。

  

 

 

いくら、さくらさんの要望とはいえ、どうしてこんなアホな内容にしたのかと。

正当に請求できる遺留分まで侵害してゼロにしたら、誰だってどんな温厚な人だって怒り狂って裁判するにきまってるじゃんって感じです。だから裁判起こした娘さんは極めて常識的な行動を起こしたと言えます。

 

 

  

もし仮にこれが、吉村さんの提案だとしたら、正直かなり神経は疑う。いや、この内容だったらもう100パー娘さんが裁判起こす内容だし、それに世論は、後妻に対して良い印象を抱いていないから、さくらさんに対してバッシングが飛び交うのは容易に想像できたはず。

 

 

  

まぁ無事に相続できた時の報酬に目がくらんだのか。とにかく、お世辞にも「賢い遺産分割」とは言えなかった。

そして百田尚樹さんが「殉愛」っていう、さくらさんの言い分のみを本にして(生前たかじんさんに会ってないのに) 娘さんを一方的に悪者にしてね。しかも本で遺留分を請求することを不当みたいな感じで書いてたし。

 

  

 

てか、そのさくらさんが、よっぽど魔性の女みたいな人なのかもしれないけど、まんまと吉村さんも百田さんも乗せられた感じはする。(吉村さんはただ、その後に解任されたらしいけど・・)

 

 

  

ちなみに大阪府への寄付は3億から2億になり、1億は娘さんがもらったみたいです。あとさくらさんと娘さんとの争いだけど、多分、まだ決着はつかないだろうなぁ。

 

 

 

 

てか、この経緯を見て、一不動産屋としては、どうも、この後妻のさくらさんを味方する気にはなれないな。

まぁ一番うまいやり方としては、遺留分を侵害しない程度に考えて遺産分割してやればこんなにモメなかったのに。

ひょっとしたら、さくらさんの要望で、遺留分すらやりたくないっていうのに、吉村さんが押されたのかは分からない。

 

 

 

 

 

とにかくこれ、吉村さんは完全に「黒歴史」になって蒸し返されたくない話なんでしょうけどね。

 

 

 

 

 

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